稲作と水=その2
観潮(塩分含水)河川地帯の用水
東郷地域(江戸川区、葛飾区、足立区)は、稲作を中心とした農村が発展した。
稲が育つには大量の水を必要とします➡1株=ペットボトル270本
東郷地帯は大河川に囲まれていますが、海に近く、海水が入り込む「観潮河川」のため、
水道用水や農業用水への利用は困難でした。
稲作農村を作るには、水を得るために様々な工夫が施された。
越しヶ谷市内を流れる葛西用水
代表的な溜井
見沼溜井(みぬまためい)
見沼溜井(みぬまためい)の築造は、
寛永6年(1629年)に、見沼南端の両岸の距離が最も狭くなっている
さいたま市の附島と、川口市の木曽呂との間に堤を築き作られた。
この堤は長さが8町(約870m)あったことから、
「八丁堤(はっちょうづつみ)」と呼ばれています。
こうして、用水を貯めるために周囲40数km、面積1200haに及ぶ、
平均水深1mの見沼溜井(みぬまためい)が完成しました。
水元小合溜井
小合溜の名は「小鮎」の名前で歴史等に登場し、
後に小合(こあい)と称せられました。
そして、「溜井」とは、河道を利用した貯水施設のことで、
小合溜井(こあいためい)が本当の名前です。
基本は、利根川中流域の埼玉県羽生市本川俣を取水口とする
葛西用水の貯水池としてできたのが、水元小合溜井です。
広い広い水元小合溜井
そしてボケ防止
コメ欄は閉めています。