日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

・日常・創る・彩る・考え・綴る
・フジノ会・探検団・かめの会(俳句)
・家庭菜園 ・ めばえ・成長・収獲

足立区郷土博物館見学記 2

2016年10月16日 | 紀  郷土博物館 葛探団

稲作と水=その2
観潮(塩分含水)河川地帯の用水

 

東郷地域(江戸川区、葛飾区、足立区)は、稲作を中心とした農村が発展した。
稲が育つには大量の水を必要とします➡1株=ペットボトル270本

東郷地帯は大河川に囲まれていますが、海に近く、海水が入り込む「観潮河川」のため、
水道用水や農業用水への利用は困難でした。

稲作農村を作るには、水を得るために様々な工夫が施された。

 


越しヶ谷市内を流れる葛西用水

葛西用水路

 

 代表的な溜井

見沼溜井(みぬまためい)

見沼溜井(みぬまためい)の築造は、
寛永6年(1629年)に、見沼南端の両岸の距離が最も狭くなっている
さいたま市の附島と、川口市の木曽呂との間に堤を築き作られた。

この堤は長さが8町(約870m)あったことから、
「八丁堤(はっちょうづつみ)」と呼ばれています。

 こうして、用水を貯めるために周囲40数km、面積1200haに及ぶ、
平均水深1mの見沼溜井(みぬまためい)が完成しました。


 

水元小合溜井

小合溜の名は「小鮎」の名前で歴史等に登場し、
後に小合(こあい)と称せられました。

そして、「溜井」とは、河道を利用した貯水施設のことで、
小合溜井(こあいためい)が本当の名前です。

基本は、利根川中流域の埼玉県羽生市本川俣を取水口とする
葛西用水の貯水池としてできたのが、水元小合溜井です。

 
広い広い水元小合溜井

 

 

 
そしてボケ防止

 

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魚を釣る

2016年10月14日 | 文学  五行歌

新中川で、ひたすら糸を垂れる

 

友に釣人が居ます。

尋ねた。釣った魚はどうするの?
      
ハイ、新中川で釣る人は、また川へ放流します。

   釣り師の心を知った。 

 


五 行 歌 

 

付  録 (おまけ)

ノーベル文学賞に、ボブ・ディラン氏へ

文学の価値観、文化の流れが変わった。
ある人は、文学と音楽の垣根を超えて、無血革命的出来事と
評する人がいます。
風の中に飛び込んで、風の気持ちに浸かってみたい。

村上春樹氏は、またも流れた。

風に吹かれて Blowin' In The Wind



ボブ・ディラン Bob Dylanの曲「風に吹かれて」Blowin' In The Wind(壺齋散人による歌詞の日本語訳)

  どれほどの道を歩かねばならぬのか
  男と呼ばれるために
  どれほど鳩は飛び続けねばならぬのか
  砂の上で安らげるために
  どれほどの弾がうたれねばならぬのか
  殺戮をやめさせるために
  その答えは 風に吹かれて
  誰にもつかめない

  どれほど悠久の世紀が流れるのか
  山が海となるには
  どれほど人は生きねばならぬのか
  ほんとに自由になれるために
  どれほど首をかしげねばならぬのか
  何もみてないというために
  その答えは 風に吹かれて
  誰にもつかめない

  どれほど人は見上げねばならぬのか
  ほんとの空をみるために
  どれほど多くの耳を持たねばならぬのか
  他人の叫びを聞けるために
  どれほど多くの人が死なねばならぬのか
  死が無益だと知るために
  その答えは 風に吹かれて
  誰にもつかめない

 

 

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足立区郷土博物館見学記 1

2016年10月13日 | 紀  郷土博物館 葛探団

その1、稲作農村の成立 
        江戸(東京)と結ばれた東郊農村誕生 
 

郊とは、江戸幕府が開かれてからの
江戸、明治時代から東京の大都市食料生産地の東方に位置することから始まる。


東郊とは、江戸川区・葛飾区・足立区とその周辺を示しています。

 

 東郊農村の誕生

東郊地域は、
丘陵地の多い西郊(多摩地域)に比べて、大河川の下流域にあたる平坦地域です。


そこに生まれた農村は様々な特徴があり、
現在の足立区、葛飾区、江戸川区の発展の基礎となっています。
 

 

東郊の範囲

 

↑ 東郊の範囲

 


①農村の生い立ち


②昭和10年ころから20年ころの集落風景。


③東京の米どころ

 




米作りに必要な水

ご飯茶碗ん1杯(約150g)のコメを育成するには、
2リットルのペットボトル270本(540リットル)が必要です。


東郊地域は感潮河川のため、
川の水が使えないので、上流からの真水や溜井を作り上流部から取水利用した。

 

感潮(かんちょう)=川のことば

川が海に流入する河口部では、
川は潮の満ち引き(潮汐)の影響を受けます。

海の水面 が上下することで、海水が入り込んだり、潮汐の川の水位が変動します。

河川水中の塩分・水位・流速などに周期的な変化を受ける河川,

この区間を感潮区間(かんちょうくかん)と言います。


利根川河口の潮止め堰はここに詳しい

 

稲作農村の成立
江戸に幕府が開かれると、未開発の地が多かった東郊(足立区・葛飾区・江戸川区)の
開発が急激に開発が進みました。


用水が整備され水田を中心とした耕地は、
都市に近いことから重要なコメどころとなりました。

 


は、目と鼻の先にありました(荒川、中川、江戸川)。
河川から水をくみ上げると、塩害で稲作は全く成長できなく枯れてしまいます。

ここにも「水を治める者は、国を治める」の言葉通りです。

方はるばる、埼玉は利根川・栗橋の方から
取水してきた人、井沢弥惣兵衛為永、伊奈忠克の尽力が偉大であったかがわかります。

クリック拡大 

次回は、東郊地域の用水(溜井)について。
『水』をいかに遠方から取水してきたことについて書きます。
 

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豊洲市場移転が大きく揺れている

2016年10月12日 | 紀  現場にアタック、何でも

見かけた一枚の看板が、語り掛けていた。

 

5/3,「つきじ祭り、築地よありがとう」の時に見かけた1枚の看板。
汚染「豊洲」は砂上の楼閣・・・・・。
この看板が何かを語りかけていた。

 

「責任転嫁」都に怒り
        豊洲報告に誤り  技術会議委員ら

  豊洲市場≪東京・江東≫の施設の下に盛り土がなかった問題で、都が9月30日に公表した、町内検証報告書が、事実と異なる記載が7日発覚した。都が技術会議に施設の地下空間を提案したのに、技術会議からも提案が有ったかのような記載していた。
  小池劇場と言われるほどTVでは連日報道されそのとどまるところ知らずです。
                       (10月8日,日経3面記事より)


 


築地まつりの時見かけた1枚の看板!!

 

築地移転、豊洲問題いったいどこに落ち着くのであろう。!? 
祭りの勢いは、怒りに変わった。

5/3  DB    「築地祭り見学記」

 

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活け花

2016年10月11日 | 自然  環境・自然・四季

華道展の引き上げ

 

・ 柿食えば残りはたった一つだけ
           だから喰わずに風情愉しむ (縄)

 

  

菊と柿

 

華道展のときには、花器も大きく、
花の素材もこの2倍ほどのがさ(量)が有り、どっこいしょと活けた。


我が家には、大きな器も無い、置く処も無い。

柿の枝や菊を摘めたら引き立たたなくなった、
まぁ~イッカ・・Y婦談.

 

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彫刻屋台の祭り見物、≪鹿沼秋祭り≫雨で不参加

2016年10月10日 | 紀  フジの会 ・ 葛ハイ

行ったつもり、見たつもり、触れたつもり

 

日本の祭りとは、どんなものなのだろうか!?考察して見た。
祭りは、人と人との絆、その地域の文化であろう。

祭りを準備する

  ① 人が寄りあい、今年の祭りの目玉は…?
                   ② 人が寄りあい、母ちゃんが作った家庭の味をほう張り合い話し合う。
         ③ 人が寄りあい、創意工夫を話し合い、意見出し合う。
        ④ 人が寄りあい、次代への若者の育成、伝統継承。
          (わが故郷・秩父耕地では、大別するとこんなあんばいでした)

きっと鹿沼今宮神社で、役員、祭り大好き人間が集い、『鹿沼ぶっつけ秋まつり』を
連日連夜集いて安全・賑やかに・楽しくをモットウに秘策を練ったことでしょう。
伝統の継承。


『勇壮優美・絢爛豪華・鹿沼の彫刻屋台・鹿沼の秋まつり』が、
             雨で流れたのが残念でならない。

 

画像は、鹿沼秋祭りHPからお借りしました。

 

私は、この『鹿沼秋まつり』を3倍楽しむと書きました。
祭りのパンフレットも作りました。


     ◎、祭りを3倍楽しむ方法!!

                 お祭りの意味、由来を知ること
          わが故郷に農民ロケットまつり(竜勢まつり)がある。
城峰山に居た平将門に、
              “のろし”を上げて合図だったという言い伝えられている。
(昨日9日、NHKで放映された)                      
            テーマを絞る。

           祭りのエネルギーの中には、きっと確かな情報が詰まっています。
              目、耳、地域の情報から沢山の情報が発せられている。
      鹿沼は木工の町、木工団地まで有りバスの中から見た。

                 彫刻の街鹿沼、木工の町鹿沼、掘り下げたら面白い。

             
臨場感を味あう。
           8日、9日が雨で流れてしまった。
        昨年鹿沼を訪れて、屋台のことについて係員から説明を受けた。
          それら屋台庫をも
見学した。
   
         あの素晴らしい彫刻屋台の街を練り歩く雄姿をひと目見たかった。

                                  ◎ 今宮神社の屋台庫に納められた屋台 

  27年9月に、山行帰りに訪れた。

  
「豪華鹿沼の屋台」

 

◎ 木工と鹿沼 

関東の北部、栃木県中部に位置する鹿沼市。
良質な杉やヒノキなど木材資源に恵まれたこの土地の、木工の歴史は約400年前にさかのぼります。
寛永13年(1636年)日光東照宮造営の折り、各地から腕利きの宮大工や職人が集結。

日光からほど近く、木材集散地となる平坦な地をもつ
鹿沼市に、逗留・永住した彼らがその技術を伝承したのが起こりとされています。

  あらゆる装飾技法を駆使して造られた絢爛豪華な日光東照宮。文政元年(1818年)の日光五重塔再建時に、彫り物大工の棟梁を務めた後藤周二正秀は、天保7年(1836年)に仲町(現・鹿沼市仲町)の彫刻屋台を製作しました。

建具、組子、彫刻といった彫刻屋台に息づく職人の精巧な技。それがいまの技術力の基盤となっているのです。

 その後、関東大震災や戦災の復興で鹿沼建具は大きく飛躍。時代のニーズにあわせ、産業は変遷をたどりながら、鹿沼市は日本屈指の木工産地へと発展を遂げました。
              (鹿沼と木工hpから引用)

 
日光東照宮

   
鹿沼の木工から作り出される美


木工展示即売会

行ったつもり、見たつもり、祭りに触れたつもりで”、
≪鹿沼秋祭り≫を多方面から書き綴ったら、やっと気持ちが安堵しました。
気分も落ち着きました。

 

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彫刻屋台の祭り見物、≪鹿沼秋祭り≫

2016年10月09日 | 紀  フジの会 ・ 葛ハイ

 朝焼け、天気予報、出発準備・・と、
    気をもんだ朝方、出発直前の不参加

 

1昨日、リーダーから連絡が入る。
明日8日は、予報によれば雨模様なので、9日(日)に順延します。

9日、朝起きてビックリ、東の空が真っ赤に朝焼け、不吉な予感。

TVを見たり天気予報を調べたが、雨の予報。

とにかく出発の準備を整えるが、7時ちょっと前ごろから急に雨が降り始めた。

祭り案内書には『雨天中止』自由参加とある。
参加を取りやめた。

「彫刻屋台 鹿沼秋祭り」冊子作り、屋台の順路コースを検討するやら。
残念無念至極。

 

①、東の空は朝焼け、不吉な予感 5,10分


朝の5,10頃、東の空を見る

 

②、PCで天気予報を調べる 

 


10月9日の天気予報図

 

③、6,50分雨が急に降り出す

 

④、前夜冊子作製⇔PC これです

鹿沼は木工の町(彫刻)、祭りを3倍楽しもうと意気込んでいました。
残 念!!

 

 

雨にたたられた2日間、鹿沼の秋祭り、不参加とした。
私個人のことは独断即決できますが、上に立つリーダーは大変だったでしょう。

順延の電話を個人宛に連絡、案内書には雨天中止とありますが、
定まらない天気、降ったり止んだり。


この位の雨であれば、決行者もあり、集合地・北千住駅まで
出向く方も有るでしょう。


そんなこんなを考えたとき、
リーダーの気苦労、気働き、行動力が如何に大変であるかを心知った。

8時、雨は小止みなく降っていた。


次回『奥多摩探勝渓谷歩き』フジノ会
何がなんでも晴れることを期待しています。


 

 

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小学校の歴史変遷

2016年10月08日 | 社  歴史考察

むかしは尋常小学校から始まった。

 

 用事が有って『葛飾区郷土と天文博物館』を訪れた。
そこには、むかしの卒業証書から見た、小学校の変遷が掲示されていた。

 

     ←クリック拡大
博物館前の球形モニメント

 

卒業証書と小学校の変遷

 

 

 

小学校校令による変遷 

 

・ 1941年(昭和16年)4月1日 - 国民学校令の施行により、
                                            高等小学校は国民学高等科となり、高等小学校は消滅。

     ・ 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革(六・三制の実施)により、
                                             国民学校高
等科は新制中学校に改組される。

 

縄文人は、国民学校初等科1年生(昭和17年)として入学しました。 

 

 

新制中学になり仮の校舎が増設された。小学6年生の時)

いきなり学制改革がおこなわれ、新制中学校が3年制となり、校舎が不足した。
その様子をまざまざと見ていた。学校の物置が教室に変わった。

中学生になりこんな体験をした。
その物置は、トタン屋根の平屋でしたから、夏は居られないほど暑くなった。窓を開けても汗がにじんで出た。

先生が呼び掛けた。
学校の周りに生えている木の枝を切り取って、屋根を覆いましょう。

この効果も4~5日すると葉が萎れてしまい
教室は、元の暑さに戻っていた。

新制中学校が増設されたのですから、
どこの地方でも校舎不足は深刻であったと思われます。

夏の暑い熱い思い出でした。

 

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東京拘置所(小菅)矯正展 その5

2016年10月06日 |  紀  イベント・催行

総 集 編

 

威容を誇る建物、受刑者たちの立派な木工品等の数々を拝見しました。
 


偉容を誇る拘置所


旧拘置所庁舎(現在は使われていない)


警視庁音楽隊の演奏

 

 

  

デジブック 『拘置所矯正展』

 

 

1つの事件が発生する。
警察・検察庁は犯人捜査で、犯人が捕まる。

検察官に送致➡起訴➡裁判の開始➡判決➡刑の確定➡刑務所に収監される。

今回はこれ以降の受刑者の拘置所での概要(断片的)、
都民の皆さんへの公開という観点から見学してきました。


刑期を終えるまでには、刑務所内での様々な生活、
活動、作業等を経て出所するのだと、つぶさに見学しました。

そして多くの刑務官、教誨師、職業訓練指導者(木工、靴、日常必需品の製作等)
多くの人達によって支えられているのだと、展示品の数々を拝見して痛感しました。


刑を終えた人たちは一般人と同等ですが、どうしても後ろ指を
差されてしまうのが世間の常です。


暖かく社会の一員とし迎え入れて上げなければ、
またこの様な施設に舞い戻ってしまう……そんなこんなの難問題を
多方面から考察し、頭を巡らせた一日でした。

 

 

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東京拘置所(小菅)矯正展 その4

2016年10月04日 |  紀  イベント・催行

 性格テスト、教誨師、クラブ活動

 


刑務官

性格検査体験コーナー


性格検査体験コーナー



ハイ、イイエの数によって性格が決まる

 

教誨師

受刑者に教えを諭すことであり、徳性を涵養し、人間の回復を図る働きかけです。

 

多摩少年院では、出院準備のため月2回ほど7~8名ずつ
高尾山薬王院で奉仕活動を行っています。


担当教誨師が、奉仕活動を通じて、集合教誨を行っています。
現役時代、教誨師のお話を聞いたことが有りました。

 

受刑者クラブ活動作品

 

4文字熟語の数々が並んでいます。
1つ1つの作品に思いを込めて、見入りました。

 次の言葉を知らなかったので調べました。
安車蒲輪(あんしゃほりん)
意 味: 老人をいたわり、大事にすること。 また、賢者を優遇してもてなすこと。
            :「安車」は、お年寄りや女性が座って乗れる車のことで、
                むかし、中国では車は立って乗るものだった 。

 

 

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