和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

読みたい本。

2009-01-02 | Weblog
本は読むよりも、読みたいと思っている時の方が、楽しい私です(笑)。
昨年の暮れに、渡部昇一・谷沢永一著「老子の読み方」(PHP)を買いました。
まだ読んでいないのですが、とりあえず渡部氏の「はじめに」を読んでみました。3ページほどの文ですが、そこに紹介されている本が2冊気になりました。

 永野芳夫著「老子道徳経の研究」(中和書院・昭和18年)
これについて、渡部氏はこう書いております。
「その本を手に取ってぱらぱらと見て驚いた。あの難解といわれている『老子』がだいたいわかるような気がしたのである。すぐに買って帰り、その晩のうちか、次の日あたりに読み終えてしまったと思う。・・・」

もう一冊は、こうあります。
「しかし衝撃的なほどの感銘を与えてくれた本は加藤常賢博士の『老子原義の研究』という本であった。『老子』でもやもやしたところは、この本ですきりした。儒教思想と老荘思想を対立させる根源的なものとして、僐柔人の存在と、性と女についての古代人の発想ということで本当に納得させてくれるものがあった。」


まだ、渡部・谷沢対談のこの本を読んでもいないのに、さっそく「はじめに」の2冊が気になるのでした。ちなみにお正月中は、どうやらネットの古本屋もお休みが多いようです。老子が、この対談本ですこしでも理解できたら。

そうそう。昨年は、渡部昇一・谷沢永一著「『貞観政要』に学ぶ 上に立つ者の心得」(到知出版社)が、たいへんに参考になりました。
コメント
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