和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

添え書き。

2009-12-11 | 手紙
「思考の整理学」が、卒業論文をあつかっていたように、
「ことばの教養」は、手紙をテーマとしているように読めます。
さてっと、私事なのですが、
祝賀会の取りまとめ役を縁あってひきうけました。はじめての経験。
まずは、出欠席の葉書きを送付。この12月12日にその会がある。
こういう出欠の葉書きは、私はまず、すぐに返事を出したことはありませんでした。ところが、いざ私が取りまとめ役となる段になると、これがいやはや(笑)。
ハガキを送付して、まっさきに返事が来る人がいる。それからしばらくしてだんだんと返信はがきが来るわけです。そして期限が過ぎても、梨のつぶての方が数人。

ちょっと引用箇所を探し出せないでいるのですが、
外山滋比古氏の文に、子供の結婚式か何かの出欠席の返事を、すぐに出して、相手の親に喜ばれた話を書いておりました。相手側にしてみると、出したが出席してくれるかどうか不安がある。まっさきに返事が来たので嬉しかった。というようなやりとりがあったそうです。

さて、そういう外山氏の手紙・葉書きに関する文なので、
思わず襟を正して読んでしまいます。たとえば、
「印刷だけの賀状と添え書きのあるものと、もらってどちらがうれしいかわからないような人は心が荒れている。」(p69「ことばの教養」)という箇所がある。ちょっと引っかかる。自分はプリントしたのを、そのままに送っていたことを普通のことと思っていたのだから、何か不思議な感じがする。そういえば、もらった年賀葉書きに、かならず手書きの数行を書いておられた方が思い浮かぶ。
コメント
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