和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

一日一笑。織田正吉。

2020-10-04 | 本棚並べ
気になったのでネットで本の検索。
織田正吉著「ユーモアのある風景」(編集工房ノア・2020年)。
これが古本価格で買えるようでした。

うん。値段につられて注文することに。定価は2420円(税込み)
これが1200円+送料257円=1457円。天牛書店でした。
それが昨日届く。ひらけば、新刊そのままの状態で
売上カードまではさまっておりました。

ということで、これは、きちんと紹介しなさいという
天の差配じゃないかと、そう思ってさっそく引用。

終りのほうに自筆年譜がついております。
昭和6(1931)年12月4日
兵庫県神戸市兵庫区浜崎通に生まれる。
とあります。

ちなみに、はじまりの「序にかえて」には、
「・・昨年、私は88歳という途方もない年齢になった。
少年の日に戦中戦後をまたぎ、昭和、平成を経て令和の
今日を生きて、1世紀近い世の移り変りをリアルタイムで見てきた。」
とあるのでした。

自筆年譜の64歳(1995年)をみると

「阪神淡路大震災。自宅は倒壊を免れたが、水道が出ない・・」
「12月14日、ラジオ番組収録中に体調急変、大動脈解離で
神戸市中央市民病院に入院、病院で年を越す」

以降、病気の箇所を引用してみます。

平成15(2003)年72歳
「2月、腰椎圧迫骨折。神戸労災病院で治療を受ける」

平成20(2008)年77歳
「神戸市中央市民病院で総胆管結石、胆石の手術を受ける」
平成22(2010)年79歳
「5月、左大腿骨骨折、神戸労災病院入院。6月退院」

平成23(2011)年80歳
「1月、喜味こいし氏死去、葬儀委員長をつとめる。
8月2日、妻純子、死去、73歳。
80歳を節目としてすべての仕事から引退・・・」
平成24(2012)年81歳
「5月、弟英一死去、77歳。
8月、転倒して神戸労災病院入院、右大腿骨折の手術を受ける。
東神戸病院に転院、リハビリを行う。翌年1月退院。」

平成26(2014)年83歳
「8月、神戸市中央市民病院で肝癌手術を受ける。
以後、再発をくりかえし入院、その都度、初期で治癒」
平成27年84歳
「2月、白内障手術を受ける。読書が困難になっていたが、
視力1・2に戻る」
平成29年86歳
「9月、兄洋一死去、89歳」


「あとがき」の最後も引用しておきます。

「コロナウイルスはこの先どうなるのか。来年には終息して
いるだろうか。生きていると何が起こるかわからない。
コロナ以上にとんでもないことが起こるかもしれない。・・・

たとえ地球の終わりが明日でも私は今日リンゴの木を植える。
一日一笑、笑いを語りつづける。
今日は光秀と信長が対面しているところを思い浮かべた。
2人とも白いマスクを付けている。

   令和2年4月        織田正吉   」

コメント
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