高山帯の岩の隙間や岩礫地に生える小型の多年草である。高さ10 ~ 15㎝。茎は短く枝分かれする。根生葉は低い突起状鋸歯があり、茎葉は3~7個付き、全縁に近いものと鋸歯があるものとがある。茎と葉の両面に星状毛を密生し、白っぽく見える。花序は単純毛を密生し、星状毛が混じる。花は白色で3~10数個が密な総状に付く。短角果は長さ5~8㎜の線状長楕円形でややねじれる。花期は 6 ~ 7 月。山梨県では北岳で確認されており、個体数は少ない。八ヶ岳に生育するヤツガタケナズナもこれと同種と考えられている。
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2017年環境省カテゴリー:絶滅危惧ⅠB 類(EN)
キタダケナズナ 2022年7月 北岳で撮影
キタダケナズナの花
萼の部分に単純毛が密生している。
茎や葉には星状毛が密生し、やや白っぽく見える。
短角果は長楕円形でやや捻れ、毛は生えていない。
⇒山梨県の絶滅危惧のアブラナ科植物一覧
➡山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~
2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2005年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA 類(CR) 2017年環境省カテゴリー:絶滅危惧ⅠB 類(EN)
キタダケナズナ 2022年7月 北岳で撮影
キタダケナズナの花
萼の部分に単純毛が密生している。
茎や葉には星状毛が密生し、やや白っぽく見える。
短角果は長楕円形でやや捻れ、毛は生えていない。
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