山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

これはトダイアカバナだろう  令和4年8月28日

2022年08月30日 | 里に咲く花
 8月初旬に訪れた北杜市の河川敷でトダイアカバナと思わしき植物を発見した。その河川の周辺および上流部には石灰岩地があり、トダイアカバナが生育していてもおかしくない立地条件である。発見した時にはまだ花芽が付いていなかったが、3週間以上が過ぎてそろそろ花が咲いている頃ではないかと思う。見に行ってみよう。


    石灰岩の岩の上にはトダイハハコと思われる花が咲いている。


    メハジキの群生


    メハジキの花。このあたりにはたくさん生育している。


    前回見つけたヒオウギは結実していた。


    大きな実を付けるヒオウギ。周辺には他にも数本生育していた。


    河川敷で普通に見かけるこのカヤツリグサの仲間


    たぶんアゼガヤツリだと思う。


    こちらはあまり多くは見かけない。タマガヤツリに似ているがちょっと違う。


    小穂が平べったい円錐形で尖っている。たぶんミズガヤツリであろう。


    もう終わっているだろうと思っていたのだが、しっかりと咲いていたヒナノキンチャク


    むしろ数が増えたように見える。


    さて、問題のアカバナの仲間。小さな葉が密に生えている。


    生育条件が厳しいのか、抜けかけているものもある。


    河原に生育したアカバナの仲間


    米粒のような小さな花が付いている。葉の細かさ、小さな花から見て、トダイアカバナで間違い無さそうである。


    1本立ちしているものもある。


    いずれも背が低くて小型のものばかりである。葉や茎は赤くなっているものが多い。


    トダイアカバナの薄紅色の花。米粒のように小さく撮影が難しい。


    マクロレンズで撮影してトリーミング。花弁には切れ込みがある。


    正面から覗き込むトダイアカバナの花。花弁は4枚のようである。


    葉は対生しまばらに鋸歯がある。茎には屈毛が生えている。

 図鑑やネットの記述を調べてみても、おそらくこの花がトダイアカバナと見て間違いないのではないかと思う。他のアカバナの仲間をもう一度良く見て比較してみる必要があるだろう。

コメント
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