山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

キツネノカミソリを観察に行ってみる 朝霧高原  令和4年8月6日

2022年08月08日 | 里に咲く花
 キツネノカミソリとオオキツネノカミソリの違いがいまひとつスッキリしていない。先日北杜市でキツネノカミソリだと思って観察してきた花はどうにもオオキツネノカミソリのような気がしてならない。では、本物のキツネノカミソリを見に行ってみようと思う。朝霧高原の静岡県側に花は確認していないが葉の群生を確認しているキツネノカミソリの生育地があるのを思い出した。葉は曼珠沙華(ヒガンバナ)と同じくらいの幅で、キツネノカミソリで間違いないはずである。数年ぶりにその場所を訪れてみる。


    フシグロセンノウが咲いている。


    もうそろそろ終盤である。


    キツネノカミソリが咲いている。


    蕾もあればもう終わっている花もある。


    オオキツネノカミソリに比べるとひとまわり花が小さい。


    雄しべの長さは花弁と同じくらいか、やや短めで、花弁から外には飛び出していない。


    もっとたくさん咲いているのを期待していたのだが、だいぶ草が茂って飲まれてしまったようである。


    良い状態の花を見ることが出来た。


    ウバユリが咲いている。


    ウバユリの花。中で虫が雨宿りしているようである。


    赤い実をつけたトチバニンジン

 先日山梨市で観察してきたオオキツネノカミソリに比べるとここに咲いているキツネノカミソリは小型で雄しべの長さは花弁から外には飛び出していなかった。これと見比べる限りでは北杜市で見たものはオオキツネノカミソリとしたほうが良いのではないかと思う。

 もう1ヶ所立ち寄ってみる。


    小さな白い花が咲いている。


    ハクウンラン


    今年はそれなりに咲いてくれたようである。


    たくさん花を咲かせているハクウンラン


    こちらは軸が茶色いタイプのハクウンラン

 ちょうど見頃のハクウンランに出会うことが出来た。個体数は決して多くは無く、例年とあまり変わっていないのではないかと思う。

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今度はオオキツネノカミソリ 山梨市  令和4年8月5日

2022年08月08日 | 里に咲く花
 北杜市のキツネノカミソリの群落は凄かった。今度は山梨市の渓谷沿いに咲くオオキツネノカミソリと思わしき花を見に行ってみる。この日も暑く風が無くてあまり歩こうという気にはなれない。短絡して渓谷の途中から谷に下りて現地に行ってみる。


    神社の脇に車を止めて短絡して渓谷に入る。


    オオキツネノカミソリと思わしき花が咲いている。もう少し終わりかけている。


    昨年に比べると少し少な目である。


    たぶんオオキツネノカミソリで間違いないと思う。


    雄しべが長く、花弁の外に飛び出している。


    しかしこの花、先日北杜市で見たキツネノカミソリとそっくりである。


    渓谷の脇に咲いたオオキツネノカミソリ


    本日一番の群生


    オレンジ色の美しい花


    渓谷の中は水量が少ない。


    しかも風が吹かず暑い。


    岩に付いていたノキシノブの仲間


    長くて先が尖っている。たぶんナガオノキシノブ。


    渓谷から抜け出して林道を歩いていると変わったサンショウの木を発見


    葉の間にひれがある。これはフユザンショウだ。


    やや大型のシダ。ホソバナライシダに似ているがちょっと違う。


    やや珍しいシダ、サクライカグマであろう。

 1時間ほどの散策で服まで汗だくになってしまった。時間はまだ早いが本日はこれにて撤退。

 しかし、ここに咲いているのはオオキツネノカミソリと見て間違いないであろうが、先日北杜市でキツネノカミソリだと思って見てきたものは本当にキツネノカミソリなのか?画像を見直してみると雄しべが長いものがほとんどで花弁の外に飛び出している。あれはオオキツネノカミソリではないだろうか?他の場所に咲いているものも見てきて比較してみなければならないであろう。

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