Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

音楽による催眠と覚醒

2023年04月01日 06時30分00秒 | Weblog

 ピーター・ライト版と同じく4幕構成。
 だが、「ローエングリンからトリスタンとイゾルデへ」では終わらず、さらに、「オルフェオとエウリディーチェ」が続いている。
 つまり、悲劇の後のハッピー・エンドとなっている。
 さて、隣に座っていたマダムたちが、こんな会話をしていた。

A「私、すっかり寝てしまって、大事な場面を全部見逃したわ。オデットの登場とか、ジークフリートとのパ・ド・ドゥとか
B「私もそうよ。こうしてバレエを観ていると、幸せ過ぎて眠くなっちゃうのよね

 特等席に座っている人たちが、長時間眠っているというのは、オペラでも歌舞伎でもよくあるとだ。
 私見では、これには音楽の催眠効果が強く作用していると思う。
 例えば、2幕のパ・ド・ドゥ(アダージョ)などのヴァイオリンの音には、相当な催眠効果があるはずである。
 だが、この逆で、覚醒効果を有する音楽もある。

『Resonance』
【振付】福田圭吾
【音楽】ミカエル・カールソン

 私は、ミカエル・カールソンの曲(ピアノ演奏)ですっかり覚醒してしまい、公演終了直後は、ほぼこの音楽しか記憶に残らない状態であった。
 入手しようと思ったのだが、プログラムには曲目が書かれていない(ちゃんと書いて欲しいものである。)。
 調べたところ、どうやら「Rooms」(振付:アレクサンダー・エクマン)に使用されている音楽のようである。
 だが、DVDもCDもストリーミングも見つからなかった。
 「喉から手が出るほど欲しい」というのは、こういう状態を言うのだろう。
 
コメント
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