パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

イメージは、正しいか?

2006年05月14日 22時11分25秒 | Weblog
「以和爲貴」
この17条の憲法が
和(わ)をもって貴(とうと)しとなす
とするのと
和(なごみ)をもって貴(とうと)しとなす
というのではだいぶニュアンスが違って感じるが
(どちらが正しいか知らないけれど)
どちらかと言えば後者の方だといいな、と思ってしまう。

同様に
魔の山(トーマス・マン著)も
魔法の山
となると、のんびりした印象になるように思える
魔の文字がらみでは
魔笛(モーツァルト)も
魔法の笛
となると、どこか締まりはないけど、
よりメルヘン的な感じは強いような気がする。

クラシック音楽では、あだ名がついている曲に人気が偏りがちだけれど
そのあだ名がイメージするものと曲とが
一致してないものだってあるように思えてならない。

もっとも、交響曲第・番とか・・協奏曲では
聴く気も起きないかも知れないから仕方ないかもしれない。

つまり、人は内容よりイメージに左右されることが多い
イメージだけで、知った気になることの多い今の風潮は
少し怖いな、と思う今日この頃なのでした。
コメント
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