パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ラ・フォル・ジュルネの感想(忘れないうちに)

2006年05月05日 09時14分30秒 | Weblog
5月3日(水)13:45 ホールA
交響曲39番変ホ長調K543
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」K219
山田晃子(ヴァイオリン)
トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ
沼尻竜典(指揮)

自分にとって今年最初のコンサート。
39番は自分の調子が悪くて、あまり記憶にないけれど
ヴァイオリン協奏曲の方は、よかった!
「この人は、なんて素直な音を出すのだろう」
何の根拠もなく、浮んだのがこのこと。
この曲は、次々とメロディーが溢れ出てくるようなところが好きで、
以前地元で聞いた時も多いに楽しめたけれども
今回も充分楽しめた。
K200番台の曲、結構好きかもしれない。
自由で、軽やかで自然で!

5月3日(水)16:00 ホールA
クラリネット協奏曲イ長調K622
協奏交響曲ホ長調K297-b
ロマン・グィヨ(クラリネット) オリヴィエ・ドワーズ(オーボエ)
ロラン・ルフェーブル(ファゴット) エルヴェ・ジュラン(ホルン)
トウキョウ・モーツァルトプレイヤーズ
沼尻竜典(指揮)

やっぱり、コックリしてしまった。
会場の雰囲気、誘惑に負けて、
強くないのにビール飲んでしまったから。

クラリネット協奏曲が始って、気づくと第2楽章の始まり
そしてまた気づくと終わっていた。
静かでぐっすり眠れた?みたい。
2曲目、普段はおまけみたいにCDに入ってるこの曲
偽作の疑いがあるけれど、
今回は4人の管楽器奏者が気持ち良さそうで
こちらも、うっとり身をゆだねることができた。

5月4日(木)11:00 ホールC
ディヴェルティメント変ロ長調K137
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K364
レジス・パスキエ(ヴァイオリン) 今井信子(ヴィオラ)
オーヴェルニュ室内管弦楽団
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)

「あれっ、響きが違う。柔らかい」
オーケストラの人がヨーロッパ人だと音も違うのを実感した。
(この後のオーケストラがアジア人だったので、その違いがよくわかった)
このコンサートの白眉はやはりK364の第2楽章
わかっていても熱いものが頬をつたわった。
しかし、決してべたつかず、悲しいくらいあっさりと
名残惜しいのに曲は終わってしまった。
モーツァルトは音楽を思いつき、ベートーベンは発明する。
サラッと作ってしまうモーツァルトの天才ぶりを
あらためて感じるのだった。

5月4日(木)12:45 ホールC
ディヴェルティメントニ長調K136
ピアノ協奏曲第24番ハ短調
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ) 香港シンフォニエッタ
飯森泰次郎(指揮)

馬鹿だな!全然学習できていない!
またもやビールを飲んで、いい気分になってウトウト。
確かコンサートマスターがスリムな女の人で
もっと近くで見たかったな、なんて思ったが
2階席じゃなんともならず、残念!
オケは、教科書みたいな感じ、
ピアニストはえらく馬力のありそうな人で
ロマン派によく合いそう。
それ以外はたいして記憶になし。
結構好きな曲だったのに無念!
(自分が悪いのだけれど)


5月4日(木)14:45 ホールA
ミサ曲ハ短調K427
カティア・ヴェレタズ(ソプラノ)谷村由美子(アルト)
ヴァレーリオ・コンタルド(テノール)ヴァンサン・ピニャ(バス)
ローザンヌ声楽アンサンブル  シンフォニア・ヴァルソヴィア
ミシェル・コルボ(指揮)

自分にとって最後のコンサート。
滅多に聞けない曲だ。
レコードで持っているが、最後まで聞き通した記憶がない。
生は、いいですね。
否応無しに最後まで聞かなくてはならない。
いやいや、それより結構楽しめたな。

解説にあるように、バッハの影響はあるかもしれないけれど
すぐにモーツァルト流に変わっていくのが面白かった。
響きの中に陶酔する瞬間が幾度となく存在して
ロマン的な要素も感じられたようにおもえた。

反省
チケットは早めに手に入れないとだめだということ。
席は、指定と自由があるものは、僅かしか金額の差はないので
指定にしておくこと。

来年は「民族のハーモニー」国民学派がテーマらしい。

次はこの反省を生かさなくては!
(覚えていたら?)
コメント (1)
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