パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

精神はピンチのはずなのに、、、

2010年10月07日 20時24分37秒 | Weblog
時々変に思う事がある
仕事のストレスなどで精神的には参っているはずなのに
いざ考える事になると全然関係のない分野に向いてしまうこと

そんなに悩んでいる訳ではないから、かもしれないが
どうも実生活の事よりは、どうでも良いような事柄の方に関心がいってしまう

景気の低迷と閉塞感
考えるというより不安に襲われて、
ついつい悲観的になり勝ちなのは仕方ないし
夜中に目覚める日がない訳ではない

しかし、関心事はその事ばかりではなく最近では
「西行」のこと

辻邦生が小林秀雄が、そして芭蕉が特別の存在として認めた西行

何がそんなに良いのか?
が素朴な疑問

「願わくば 花の下にて 春死なん その望月の如月の頃」

リズムは良いけど、花と春と如月は季節的に合うのか知らん
(旧暦では矛盾はないらしい)

「心なき身にも哀れは知られけり鴫立沢の秋の夕暮れ

何となくスッキリしていいぞ。しぎたつさわの音の感じが、、

他にどんな歌があるのか?
それで購入した本が
「西行」その歌 その生涯 
平凡社 松本章男著

「葉がくれに散りとどまれる花のみぞ忍びし人にあふ心地する」

なにやら艶かしい
確かに興味深い人物かもしれない

小林秀雄の西行を読んで、勝手に想像したのがジョン・レノン
自分探しを必死になったところ似ている(?)
リルケもこのタイプ


などなど、ほとんど実生活に関係のない事が(思いつきが)
自分には面白く感じられる

だが、これがあるからこそ
こんな時代でも、多少は正常(?)で居られるのかもしれない

それとも、やはり真に困っていない?


コメント
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