パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

読書の秋(本に囲まれていたい)

2010年10月04日 21時11分01秒 | Weblog
飛行機のコックピットのような
目の前にメーターやらボタンがたくさんある
そんな空間に包まれたいと考える男は少なくない(と思う)

可愛い家具や花に囲まれていたい
と考える女性もやはり多い事だろう

自分の稼いだお金を何に費やすかによって
人の個性は明らかになっていく
(お金のもうけ方はそれほど個性による差はない)

同居人には評判が良くないが
自分は本とレコードに囲まれていたい
読まれていたり聴き古されたものがより好ましいが
あまり気にはしない

だから雑誌に何々の書斎等と言う特集があるとつい立ち読みして、
本がグチャグチャになって、ただ置きっぱなしになっている
作家たちの姿を見れば、それをとても羨ましく思うし
整然と圧倒的な量の本棚等を見れば嫉妬してしまう

残念な事だけれど(自慢じゃないが)読んだ本
その内容はあまり覚えていない事が多い
覚えているのはその本が面白かったかどうか
という記憶だけ
だからいつか読み返そうと思い残しておく
そしてその結果本が増えていくのだが
それは自分の記録、生き方の様で、なかなかBOOKOFFに直行とはいかない

本の内容は正確には覚えていない
だが自分の一部になっている実感はあるのが不思議で
この感覚は年々確信に近くなっていく

電子書籍によって本の将来は劇的に変わる事が予想される
しかし、少なくとも自分はそんなに変わった本とのつき合い方を
しない気がする

週刊誌、雑誌関連はザッと電子書籍で済ますかもしれない
だが本当に読みたい本は紙の感触、インクの匂い、
装丁のよさ、フォントの選び方まで味わって
やはり身の回りに置いておきたいと思うだろう

ホント、本に囲まれた生活いい
ところで、最近読んだ本は
これからの「正義」の話をしよう
街場のメディア論

前者はベストセラーになっているらしい
この手の本がよく読まれるのは良い事
しかし日本でこういう本を書き下ろす人が居そうにないのが少し残念

小説類はなかなか最近は読めていない
名前をすぐ忘れてしまうから?
それとも今はそう言う気分でないから?
読まれる事を待っている本は
「ロリータ」「賜り物」「桜田門外の変」等など

でもきっと何か別の本を買ってしまう事だろうな

コメント
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