パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

2分化した仕事

2010年10月05日 21時37分58秒 | Weblog
富む者と富まざる者
メーカーと小売
真中が抜けてしまったのはこれだけではない

仕事の質の分野もやはり中抜けになってきている
今の仕事は高度な経営判断を要する仕事
あるいは高度な知識、技術を活用しなければならない仕事と
誰にでもできる簡単な仕事に大別される
(機械、とりわけコンピュータの発達がそうさせた)

昔はそうではなかった
仕事に慣れていくうちにスキルアップして
仕事の効率も上がっていき
当人たちもそれなりの充実感もあった

ところが時代が変わりスキルアップは機械の高性能化にとって代わられ
人の仕事はは機械ではコスト的に合わないものを
機械の代わりに行うようになった
こうした簡単な仕事は置き換えが可能なために
安い価格で行ってもらえるところに仕事の発注がいく

それは人間同士においても同じ
企業はコストダウンを図るのが当然で
必然的に賃金の安いところ、人のところにいく

仕事は一生勉強の場と言える職場がそんなにあるだろうか?
要求されるのは人としての活動より効率
(少なくとも製造業のラインの仕事は一生働くに値しない)

現在の勉強や人生の目標はみんながみんな
上の分野のゾーンを目指すものになっている
だが上の人間はそんなに多くいる必要がない
力があってもだれでもできる仕事に就くということはありうることだ

こうなると仕事とは自分の生活を維持するための
お金の稼ぎ場所と割り切って考える人が多くなっても
それはそれでまともなことのように思う

いい意味であきらめの感情を持ち
自分の本来の姿は別のところにあり
そこでこそ人間的な生活をする
仕事だけに振り回されずこんな風に生きていけたら
日本はもう少し住みやすくなると思うのに、、、
(人生を楽しむ方法、イタリア人に学べ)
コメント
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