パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

本を読む人。

2010年10月25日 20時35分26秒 | Weblog
無責任な考察を一つ

本を読む事の効能は何か?
それは本をあまり読まない人との比較によって
明らかにされる

独断と偏見で言いきってしまえば
本を読む人は、人の話の行間を読もうとする傾向がある
何を言おうとしているか、共感力と想像力を働かせて

本を読まない人は
人の言った通りの解釈をする
それは間違いではないが、どこか物足りない感情を
話し手に与える

だが実生活の上で現代の日本で必要とされるものは
空気を読む事で、残念ながら本を読む事ではなさそう

「大不況には本を読む」
こんなタイトルの本があったが
この本は大不況の抜け出し方のノウハウ本ではなく
結局は個々の想像力、行間を読む力こそが
何らかの解決の糸口を見つけ出すものであるから
その訓練として本を読もうと言うもの

それにしても、正確にひとつひとつ話したり
書面に残さなければ会話が成立しないとすれば
それはそれで面倒な事だ

何となく分かる!
その共通項を皆が増やしていって
符牒で会話できる様になるのは楽しそうな事に思えるし
そうした楽しみの洗練された形として
様々な芸術作品が存在するのではないだろうか
(ここのところは論理に飛躍がある?
というかいつもの事だけれど)

本を読んだら語り合う相手もいなければ
読書は完結しないかもしれない
しかし、その相手を捜す事の難しいことよ
コメント
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