パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

今欲しいもの(欲しいものないと思っていたが)

2010年10月17日 18時59分31秒 | Weblog
数ヶ月前、カメラが趣味の叔父からカメラを譲ってもらった
ライカM6 勿論中古品 レンズはズミクロン F2 50mm
 
このライカという製品 名前だけはよく知っていたけれど
どんなものかは知らなかったのだが、祖母のお年忌の際
叔父さんのを見せてもらってからと言うもの
いつか手にしたい!と思う様になっていた

それは何故か?

ファインダーをのぞいた時の明るさ
ずっしりと重い鉄の工業製品としての美しさ、質感
シャターを押した時の音
そしてレンズを覗いた時の丁寧に作ってある様
なるほどそれらは男が欲しがる様々な要素が含まれている

しかし、カメラは映してなんぼ
いったいどんな風に撮れるんだろう?
が素朴な疑問
それで、トライしてみたくて
たくさんある叔父のコレクションのなかから分けてもらったという訳だ

久しぶりのフィルムカメラ
しかもオートフォーカスじゃないどころではない
絞り、シャッタースピードもマニュアル(一応露出計はついているが)

さて使ってみてこれが大変
なかなかピントの感じが分からないし
絞りとシャッタースピードの関係も勉強不足であやふや

つまり本当はこのカメラを持つ資格はないのかもしれない
でもインテリアアイテムとしても美しい

昔の記憶を辿りながら露出とシャッタースピードを合わせて
あれこれ撮った
それこそあれもこれも
ボケが美しいと言うからそうなる様に撮ったつもり
しかし、、、、、

できは現像してからでないと分からない
不安を覚えながらプリントされたものを見ると
案の定冴えない出来
人に言わせると「何が撮りたいのかわからない」
でもそれは確かな事 第一に何かを撮りたいのじゃなくて
どんな風に撮れるかが知りたかっただけだから

よく本等で見る写真に似せて撮ったつもり
だがレンズが1本で何もかもしようとしたのは間違いかもしれない
と気づいたのはやっと最近の事

レンズにはレンズにふさわしい対象がある
そんな当たり前の事実に至る事ができた
(50mmはどんな対象がよいのかな)

そうすると今度欲しくなるのがいろんなレンズ
しかし困った事にこのレンズの価格が半端じゃない

自分はもう欲しいモノはそんなに無くなってきたと思ったが
いやいや、まだまだ欲しいものがこうして出てきた
(28mmの広角レンズが欲しい)

ところで昨日、やっと開き直ってレンズにふさわしい対象を
撮影したつもり
(デジカメを持参して、露出・シャッタースピードを参考にした)
24枚のうち まあまあかなと思えるのが2.3点
ホント難しい お金もかかるし、、

こうして比べると技術とは随分進歩しているものだ
現在のデジカメの使いやすい事
そしてお金もかからない事

でも楽しさ、ワクワク感は
不便な一発勝負のアナログカメラの方があるかも

それにしても28mm エルマリット
あるいは35mm ズミクロンあたりが欲しいなあ
コメント
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