パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

住民投票結果を受けての庁舎見直しの実務協議(第三回目)

2015年07月17日 11時41分25秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

台風11号のせいで朝から急に降りだしたりやんだりして
事前の防災無線でも開催が危ぶまれた3回目の庁舎見直しの実務会議
(7月16日 19時開催) 

今回は今までの消防防災センターではなく 新城市勤労青少年ホーム
人数制限もあるので早めに出かけたが、今回は天候のせいもあって
前の2回より傍聴者は少なめ

今回は大きな進展があった
体育館前の侵入路について、前回は市側から

図のように、大型車両が誤進入した場合に 向きを変えるためのスペースが必要となって
建てられる庁舎の面積がその分小さくなって、面積確保には階層を増やすしかなくなる 
との説明があったが、求める会側の提案は以下の図

つまり誤進入した車両は、切り返しすることで向きを変えて頭から出ることが
可能になるのではということ

この案なら警察(公安)も許可してくれるかもしれないし
それなりの面積も確保できそうだ
と言う判断が市側からも得られ、この方法で進めることに

この方法による面積について具体的な話がすすむ、
どうしても小さくなる面が否定できないがとの市側の意見に
求める会側は市道東新町桜淵線の庁舎側に割り込んでいる部分を
元に戻せばもう少し面積は拡大できるのではと提案する
そのほかにも現実的な対処法を述べたが
ちょっと考えてしまうのは、こんな些細な部分まで求める側に
すべて聞いてしまうのはどうなんだろう?
アイデアは全部求める会側に聞いて、
さて市側は何をどうやって進めようとしているのか
意見を聞きながら参考にするというものの、
なにか違っていないか!
との思いを消し去ることができない

この面積についてはこうした物理的な側面からでなく
市側からは実際の職員の机を求める会側の案で配置した場合
1.2.3階で収容しきれない机等が出てきてしまうが
その場合は面積を増やしても構わないか、、
との問

現実には求める会側意見を参考に市側が作成した
机を配置した図なのだが
ラフ案というだけに少し雑過ぎで、
もう少し工夫すべき点がすぐに見つかり
求める会側の加藤さんから指摘された

しかし、ここでまた思い出すのが庁舎に入る職員の数
前回でも軽く問題にされたが、
市側からだされた363名と言う数字が、これからの仕事量、
財政状況からしてうなのか?
今は仕方ないとしても何年後には4万人を割ってしまう可能性のある
市の人口において職員のこの数字は財政的にも負担が大きすぎるのではないか

前の投稿にも取り上げたが、将来の仕事量の判断は
地方分権で多くなると言う人がいれば、広域連合で少なくなる
とも言われる
しかし地方分権をするために国はその分の交付金を増やすか
といえば 、どうなんだろう?
いずれにしても新城市の職員の人権費は市の予算における割合の
相当部分を占めているのは紛れもない事実

これは現在在籍している職員の責任ではなく
むしろ将来をどう考えて実行していくといった
ヴィジョンがなかったからと思われるので
早急に市としても将来の姿を検討して欲しい 

さて溢れてしまった机、ロッカーはどうするか?
ここでの話し合い(?)は
公務員的な発想と民間のそれとの違いが明らかになった

民間はまず限られた条件があれば、まず何が何でも工夫して
その中で収めようとする
(お金のことを考えれば制限を設けざるを得ない)
いろいろ知恵を絞る 
そして全てが実現されない場合は、
自分たちが少し余分に働くことで問題をクリアしようとする

しかし、昨日の話を聞く限りはこういった民間の必死さは
市側からは感じられなかった
面積が足りません、机が入りません、ファイルが多くて、、、

求める会は答える
机は1100ミリの大きなものから900ミリのサイズにしたらどうか
ファイルは今後電子化が予想されるので、すみやかに紙ベースのものを
減らすようにしたらどうか、、
飯田市では、机も、、、ファイルは、、、

しばしば求める会の話には飯田市の例が語られる
それだけ参考にすべき点が多いということだが
これだけ話に出て来るのだから市の職員も
一度 共通認識を持つためにも、自分たちのアイデアを深めるために
早急に飯田市を訪れたほうが良いと思ったのは
自分だけではないと思われる 

とりあえず昨晩は特に大きな問題となる点は
なかった様に感じるが、はみ出てしまった机やその他のものについては
市側も必死になって考えてほしいものだ

ビフォアアフターなどをみると専門家と言われる人々は
それこそ限られた条件内で現実的な方法を見つけ出していく
設計会社にもそんなノウハウがあるかもしれない
なんにせよ、とにかく絞り出すくらいの覚悟で
この問題に取り組んでもらいたいものだ 

それにしても、こうした実務協議で明らかになったことは
庁舎見直しの住民投票を求めた人たちが、(実務協議に参加している人たち)
単なるゴネるために 起こした問題ではなく、本当に新城市の
将来の姿を真剣に考えたための行動であったということ
その真剣さ、熱さは、申し訳ないが市側の過不足ないだけの態度とは
大きく異る

妥協ではなく、真剣に、誰もが納得できるように
たとえ納得できなくても、これなら仕方ないと
みんなが思えるような庁舎になってほしいものだ 


 

コメント
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