パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

タブレット端末について

2018年02月02日 08時09分42秒 | 住民投票・市庁舎・リコール・市政

タブレット端末(iPad)を所有している
開発者のジョブズがイメージしたように、リビング・寝室で使うことが多く
ソファや炬燵に座って、あるいは寝転がって画面を覗いている
最新のニュースの収集、SNSの投稿や確認、動画(Youtube)やDAZNの試聴、テレビで出てきた言葉や地区の検索 
遠く離れた人たちとのテレビ電話(Facetime)、毎日の気温湿度の記録、スケジュールの書き込みと確認
写真・動画撮影、フォトフレームとしての利用
そして旅に出るときは列車時刻や経路の確認、また持ち出して現地でのブログ更新など
多くの人が一番の使い方をしているかもしれないゲームは自分はしないが、この様にしっかり使っている
また自宅にやってくる証券会社や生命保険の方々も、タブレット端末を持ち出して作業を行い
少しばかりなれていないかな、、と思う面もあるが、そういう時代なんだと感じたりする
実際のところ本当に便利で、充電も頻繁に行う羽目になっている
だが、これらは基本的には受動的な行為に対するツールで、見るだけとかちょっとした記録とかに適しており
面倒な書類作成とか、長ったらしいブログの更新などはデスクトップパソコンで行っている

新城市ではこの便利なタブレット端末を600台以上購入して、職員の業務に利用してもらう計画がある(可決しているが)
それに要する費用が総額1億7000万円
これが高いか安いかは直ぐにはわからないが、なんでも反対したがる(?)かもしれない自分でも、これは
「そういう時代」で遅かれ早かれやってくるから、要は「今か、もっと後か」だけの問題で、金額がマトモなら
覚悟の問題だけだ、、、と思っていた
だから、なるべく安く済むような工夫をしてほしい、、それが大事だと考えていた

ところが、少し時間が経って、このタブレット端末を職員は一体どんな使い方をするのだろうかと
その光景を思い浮かべようとすると、職員の仕事の内容を知っていないせいか、なかなかイメージが湧かない 
確かに窓口で市民に何か見せながら業務をこなしていくのはありそうだ
でもそれは多分全体量からすればそんなに多くない 
まして職員さんの仕事は書類作成みたいなものが多く(?)必要なソフトはワードやエクセル、パワーポイントのようで
これらの作成にはタブレット端末よりはデスクトップやノートパソコンの方がやりやすいそうな気がする
要は、タブレット端末とパソコンは両用して、それぞれ使い分けるというのが現実的なのかな、、と
自分の例も鑑みて想像する

そのように考えると、購入する数字600台以上というのが理由のある数字なのかが少し疑問に思えてくる
どこかの時点で600台以上必要な理由が議決権のある議員さんにも説明されたと思うが、少なくとも自分らは知らない
購入金額が1億円以上もかかるものだから、慎重な議論が行われていたと信じたいのだけれど
最近の新城市のことを振り返るとそうは行政の説明をのんびりと信用出来ない気分になるのだ

そこで、今度は金額について
これは指名入札というシステムで行われた
電子入札システムで、入札できる業者はそのシステムが利用できるだけでなく、後々のメンテナンスも考えて近くに
営業所などがあることが必要とされたようだ
指名入札の「見積もり仕様書」というものがあるということを、ある人から教えてもらい自分が納得するために
市役所まで出かけ手にいれた
なるほど、この書類には細かな仕様が記入されている
そのなかに、基準品・指定品・制作品の区分という項目があって、そこにはあるメーカーの製品名と型番が記入されている
タブレット端末はいろんなメーカーから出ているが、今回はこのメーカーのこの型番で入札するように依頼されたのか、、
と素人で慌て者の自分は思い込んでしまった
結果的に落札したのはこの型番のタブレット端末を製造しているメーカーのグループ的な要素の企業
だが、この手の入札に詳しい人が言うには、普通はメーカー・型番に措定はしなくて「性能指定」みたいなものを
表示して行うのが普通だとのこと
実際のところ、こうした機器はどのメーカーでも大した差がなさそうなのは現実で、これこれの性能さえあれば
どこのメーカーでも問題はなし、、との考えのもとに進められるべきだとも
そしてそのように行われた場合、200台以上ともなれば希望小売価格の何分の一くらいが相場ではないか、、とも声も

昨日臨時に開かれた新城市議会でこのタブレット端末の購入について話し合うことになったが、お誘いもあり出かけた
そこである議員さんの質問「メーカー・型番は決めた上で入札をしたのですか(性能指定ではなく)?」
するとびっくりしたのが、「見積もり仕様書には、確かに型番は記入されていますが、基準品という項目にチェックが
はいいっています。これがこの仕様書と同等の性能を有するものであればどこのメーカーでも良いということで
決してメーカー・型番を指定したものではありません」の市職員の方の答弁
思わず、「そんなことわかるか!」の声が出そうになった
指名業者は指定されたメーカー・型番でなくても、指名業者の自分たちの得意とするメーカーの同等の性能を有する機器で
見積もればいいということだが、そうしたことをこの見積もり仕様書をみて判断できたのか、、
普通は明らかに記入されている型番の見積もりをするんだ、、と解釈しそうだが、、
入札慣れしてる企業はこのような用語にちゃんと対応できているのだろうか

疑いを持つと切りはなくて、たとえば同等の性能があれば良し、、としても
仕様書には細かなサイズの指定等があった場合、(大枠な性能には違いがないとしても)
メーカーはデザイン等で違いを演出するので、指定された要件を果たせないこともあり
性能指定というものの現実に該当するのはひとつしかなく、結果的にメーカー・型番指定になっているということがあるらしい

ここでごちゃごちゃと面倒なことを書き連ねたのは、タブレット端末の導入の反対を思い込みでしてるということではなくて
少なくとも導入にあたっては最低限上に述べたような懸念が払拭された上で物事が進められていってほしいということ
きちんと説明がなされて納得がいけばいいだけのこと
(本当はこの型番に指定されたスペックが本当に必要なのか、、、との疑問も浮かんだが、これは、ま、いいか!)

要は立場立場の人が、職員さんも議員さんも、きちんとやっていただいて、きちんと説明をしてほしいということ
別に何か疑わしいことがあるとは(今のところ)思ってないし(思いたくもない)

ところで、市の求めるのタブレットは、タブレットいうもののOSは(タブレットで一般的な)IOSやアンドロイドではなく
ワード・エクセルを使いたいためかウインドウズで、現実には使い方としては少しだけ 持ち運びが楽なノートパソコンみたいな感じかな


しかし長いな(3283文字だって)


 

 

コメント
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