ようやくエアコンのない二階でも過ごせるようになってきた
それでレコードやCDを我慢しなくても聴ける
文化の秋というのは気分的な問題ではなくて、こうした物理的な
環境に関係するのだな、、と実感する
久々に聴いたのはバッハのシャコンヌ
無伴奏ヴァイオリンパルティータ2番の最後の楽章で素晴らしい変奏曲だ
昨日はシゲティの演奏を聴いた(CDで)
実は最初グリュミオーのを聴き始めたのだが、音色がなんか今の気分と違う!
と感じたので途中でやめて、こちらに変更したのだった
流石に定評のある演奏で、真摯な演奏とか作品の本質に真正面から向かい合った演奏とか
言われる所以が納得できる
久しぶりなのでそうした漠然としたことだけでなく、演奏のフレーズのニュアンスなども
こうやるのか、、、と楽しむ
急にバッハの作品の好きな作品(三曲)のことを考えた
このシャコンヌは好きで、マイ・フェイバリットから外せない
次はパッサカリアハ短調
その次は音楽の捧げものが思い浮かぶ
マタイ受難曲は凄いなと思うものの「好き」という範疇ではない
グレン・グールドで有名になったゴールドベルク変奏曲もテーマの旋律がイマイチと自分には思えるし、
あまりにも規則に沿って変奏していくので(表現ニュアンスは違っても)
頭でっかちな印象を覚え少しばかり引いてしまうところがある
それならモーツァルトの三曲はなにかな、、と思い浮かべてみる
外せないのは「魔笛」
あとは気分次第で変わってくる
初期のK136のディヴェルティメントの若々しいのも好きだし、K219のヴァイオリン協奏曲も好きだ
ピアノ協奏曲も気分次第で20番になったり22番になったり23番になったり、、、
交響曲もその時の気分次第 38番が好きだったり40番が良かったり41番の完成度に恐れ入ったり
やっぱりモーツァルトが好きだな、、とつくづく実感する
まだまだヴァイオリンソナタにも良いのがあるし、ロンドイ短調も好きだ
今度は今年記念の年のベートーヴェンの三曲を思い浮かべる
2つは決まっている
1つは交響曲3番のエロイカ
もう一つは、ピアノ・ソナタ32番
あと一つが悩ましい、
現時点では14番の嬰ハ短調の弦楽四重奏曲だが
これは変わるかもしれない、、と思っている
気ままにあれこれ生産性のないことを思い浮かべてみたが
この生産性のないことが、実はとても必要なことと思えたりする
最近投稿が少しばかり真面目なものに偏っていたが、どうも「こころの居心地」が悪い
こうしたもの(実生活に関係のないもの)に触れると、少しホッとした気分になる
読書も真面目な本ばかり読んでいると、左脳ばかり使うようになるので
右脳を喜ばせるようなのも必要だな、、と勝手に思ったりする
ということで、いろいろ感じたり考える秋本番になってきた、、というところか
ところでも、もうひとり大好きな作曲家ブルックナーの好きな交響曲の三曲は
8番、9番、、そして2番