パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

投票率の細かな調査をして欲しい

2022年06月01日 09時17分04秒 | あれこれ考えること

若者の投票率が低いと問題視されている
年代別の投票率のデータはあるようだが
これをもっと細かく年収別、学歴別、就労形態別等
ブルデューの「ディスタンクシオン」のように細かな調査をしたら
どんな結果になるか興味がある
(どこか、だれかやってくれないかな!)

投票も習慣の一つと考えると
それが習慣になっている家庭とそうでない家庭の差は大きく
「投票に関わっている時間などない」とする忙しい若者の言い分は
実は年収も学歴も就労している企業に恵まれていない状況の人たちでないか?
と余計な心配をしてしまった

いろんな社会的な問題を我が事のように感じ考える!
というのがシティズンシップ(教育)あるいは主権者教育だが、
この感覚を難なくできている人たちは、その社会的な環境を知ってみると
恵まれた人達が多い

その人達は自分たちがおかれている状況と、他とを比較でき
なにかに気づくことができる環境下にある
何かに気づくというのは天啓のようにいきなりやってくるものではなくて
違いを感じるところから始まるものだと思う
人のことを気遣う余裕があるのは人間性によるが
その人間性を育める環境とか教育は、社会的な環境に大きく左右されそうだ

親ガチャで外れたと実感している人は優先順位は
気づきとか我がことのように思うどころではないかもしれない
それはマズローの「欲求段階説」のようにまずは初期の段階がクリアされないと
次の段階に行けないかもしれないのとどこか似てる
(マズローのそれは時間経過による達成ではなくて
 単にヒエラルキーがあるとしているだけかもしれない)

つまりは勝手な想像だが、若者の投票率は政治が社会に与える影響を考えるられる人
その教育を受けている人、または実際に政治によって利益を得ている人はそれなりの投票率で
反対に低いのは政治が自分の生活につながっていると実感できない人たち
(教育されていなかったり、自分のこと以外に関心を持てない傾向があったり)
ではないか!と思う
それは結果的に、生活弱者は自分たちで自分たちを良くするというチャンスを逃して
自ら弱者の道を選んでいるような気がする

以上は単なる想像の域だが、個人的には
社会学とか政治学を扱っている大学とか
あるいはメディアなどが調査してくれないかな、、、と思う

それにしても親ガチャとか格差は、のっっぴきならぬ問題だ
(と心配性のおっさんはそう思う)





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