ここ数年、思い出したようにレコードブームというニュースが流れる
(今朝もテレビニュースで流れていた)
自分はブームになる前から、というよりずっと以前からレコードの方を聴いている
アルバムの全体量はCDのほうが多いと思うが、とても大切なのはこちらの方
何故、こちらのほうが大切で聴いているかと言えば、その音の違いのせいだ
レコードの音のほうが良いとは単純に言えないかもしれない
静寂の音はCDのほうが良いかもしれない
だが圧倒的に好きなのはレコードの音だ
何よりも空気感が違う、音圧とか楽器の音の生々しさが違う
だが歳のせいか聴く音楽は保守的になって、この中から同じものを繰り返し聴くようになっている
モーツァアルトの音楽とジャンル的には室内楽、独奏曲が多くなっている
同じ曲を繰り返し聴くから流行りの何でも聞けるサブスクは
自分にとって今は必要性を感じない
むしろサブスクの聴き方に違和感を感じている
音楽は聞き流すものではなく、ちゃんと音の対話を楽しむもの
それにはある程度の集中が必要で、音楽を聴く時はちゃんと心構えをして向かいたいし
そのほうが得るものも大きいと実感している
レコードブームは少しありがたくない
なぜなら中古レコードの値段が上がってしまうからだ
もっとも自分が購入するクラシック音楽のジャンルはさほど需要がないから
ロックとかジャズほど値上がりはしていないかもしれない
名古屋の栄にもディスクユニオンの中古レコードショップができたそうだ
普通なら宗次ホールに行ったついでに寄れるのだが、この二年間のコロナの巣ごもり
生活のせいでまだ行けていない
近いうちに、寄ってみようか
そう言えば名古屋には個性的な古本屋がある 千代の介書店
こちらも行かなくては