パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ドリブルの場所

2022年06月16日 09時11分10秒 | サッカー

サッカー日本代表では三笘と伊東がドリブル突破の力が抜き出ている
だがそのタイプはだいぶ違う
伊東は速く走る能力を生かしてスピード勝負
三笘は守備側の重心等を見計らって、ゆるゆると抜いていく
問題は抜いてからのその後で、中央に出すパスは三笘のほうが
正確に出せている印象をもつ
伊東はハイスピードで抜けるため、少しばかり不正確になっているのかもしれない

このドリブルは魅力だが、問題はそれぞれが左右のサイドだということ
左右の選手は縦に行く場合、相手とは1対1になりやすい
それは中央のドリブルほど相手が多いことはない

今の日本はパス主体のチームだが、推進力という点では時には
左右だけでなく中央でのドリブルも混じえて欲しい
日本の選手の中で、中央でボールを前に運ぶことができたのは
中田英寿と本田圭佑の二人しかいない
ふたりとも華麗というのではなかったが推進力があった

この中央のドリブルができそうなのは、今は久保くらいかもしれない
堂安も左利きの良さを生かしたドリブルでカットインはできるが
中央を進んで行くイメージはない
だが久保は真ん中の位置でも仕掛けていける
ボールが足元から離れない相手からすれば嫌な持ち方をするので守りにくい
だからこそファウルが多くなり、久保は倒れてばかりの場面が多くなる

メッシが驚異的な得点力があるのは、その才能のせいだが
彼は得点しやすい場所にいることができる
つまりゴールの近くに自分でドリブルで行くことができる
ロナウドとメッシのシュートの距離を比べると、
メッシのほうがゴールに近いところからシュートしている気がする


今の代表に望むとか日本全体のチーム作りに望みたいのは
真ん中でドリブル突破のできる選手の存在だ
真ん中でボールを取られるとカウンターを食らうから
監督としてはお勧めできないかもしれないが
パスで停滞ばかりしているところを見ると
勇気をもってトライして欲しいと思ったりする
(以前は長谷部が時々ドリブルの良い攻め上りがあったし
最近では遠藤も見られることがあるが)

ということで、無い物ねだりとなるが
女子サッカーがワールドカップを勝ち取った時は
適度にドリブルがはいって推進力やスピード感があった

要はバランスとか臨機応変ということだが
それでもなあ、、と不満が残るのは最近特に多い気がする

コメント
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