レコードプレーヤーがやってきてレコードばかり聴いている
やはり音楽に集中できる感じがする
レコードは針を落とす位置の確保で途中から聴くのがCDより難しいが
今日聴いたのは、K488第2楽章とK364の第2楽章
モーツァルト好きならピンとくる曲で
あまりモーツァルトを知らない人でもきっと魅了されてしまう曲だと思う
モーツァルトは聞き流しても心地よいが
一度耳を澄ますと思いもよらぬ発見がある
例えば、馴染みのモーツアルトのフレーズとか旋律を追っかけて
次がどうなるかを予想してみると、きっと外れてしまうと思う
つまり簡単な繰り返しは無くて、絶えずどこかが変わっている
それが生き生きとした効果を挙げているのかもしれない
でも、K488とK364はそれほど集中しなくても引き込まれる
それでも、この音楽の肝心なところは「そっとしか言わない」から
のんびりしてると聴き逃してしまう
両曲も美しいメロディなので、もっと何度も使えばいいのに!
と凡人は思うが、モーツァルトは使い古さない
大事なことは、そっとしか言わないし、一度しか言わない
感じる人が感じるだけ
そんなふうに突っ放されているような気さえする
これらの曲は何度も聴いているので新鮮さはなくなっているが
今日は、不意に涙がでそうになってしまった
モーツァルトは本当にいいな
紹介した曲はこちら↓↓
Hélène Grimaud – Mozart: Piano Concerto No. 23: II. Adagio
Mozart: Sinfonia Concertante in E Flat Major, K. 364 - 2. Andante