パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

委託料は、結果が出て初めて決まるはずなのだが、、、

2023年03月12日 09時50分16秒 | 養鶏所騒動

余り知る人のいない地元の話題で
常々変だな!と思っていること

国家資格の必要な不動産鑑定は、それを行う人次第で結果が異なる
対象に対する(便利・不便の)感じ方とか、経験の量だとか
あるいはクライアンの意図を読む能力とかによって違ってくる

地方自治体などの依頼する不動産鑑定の委託料は
かつては表になって決まっていたようだ
不動産鑑定が結果としてこれこれの金額が算出された場合は〇〇万円
それ以上の価格が算出されるなら、より高額の〇〇万円が
委託料といった形だ

最近では、この表を使わなくて依頼主、受注者が相談の上
不動産鑑定の委託料を決めることが多くなっているらしい
(これは弁護士費用もそうなりつつあるようだ)

ところが、この表を使ってはいけない、、ということではないので
前例の大好きな役所は依然としてこの表を使うところも少なくないようだ

問題は、委託料は不動産鑑定の結果として金額が出た時点で表を見て
初めて金額がわかるということで、依頼する段階ではどのくらいの金額で
発注していいかわからない、、(と素人は想像する)

我が市の問題となっている養鶏場の不動産鑑定は、随意契約である業者に依頼した
金額が高額なものは競争入札にするのが決まりだが、行政は不動産鑑定の委託料は
参考となる表があって誰が行っても同じ金額で依頼することになり
競争入札に適さないので経験豊富な企業におまかせした、、と行政は答えている

では一体いいくらで委託したのか?
表による委託料は結果が出ないとわからないのに、、
このあたりはどのような契約書を交わしたのだろう

この随意契約は、急遽開かれた臨時議会で問題の場所の購入し関し
5億円ほどの債務負担行為が議決された時点で、不思議なくらい素早くなされた
(臨時議会のその日のうちに行われた)

その時点でやっていない不動産鑑定だが、やっていないからと言って
あなた任せの金額で契約することはありえない
すると業者は「債務負担行為」の金額を目安に委託料を算出した可能性がある

業者は議決された債務負担行為の金額が、不動産鑑定の結果としての価格
と想像したとしても、それはありそうなことだ
(つまり真面目に不動産鑑定を行い、より低い価格の結果の低い委託料になるよりは
 ここまでの料金が想定されているならば、想定された価格の結果を出す方が得だ)


というように、なんだか変なことがなされたような気もする
これは随意契約の委託金額と、契約を交わした日の時系列等を確かめたほうが良いのかもしれない
ただ、この部分は余り違和感を感じていない人もいるので
自分の思い込みがどこか間違っているかもしれない
でも、なんだか変だな、、と思えてならない

コメント
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