今回の選挙、試されているのは裏金議員の評価とか
それに対する自民党の評価ではなく、有権者の意識なのだと思う
投票に出かけなかったり、政治と金の問題を避けたり
どの世界でも通用しないトリクルダウンをお題目にあげた経済政策を
無邪気に信じたり、変化はない方が良いとする意識
それらは、本当にそれで良いのか!
を、一人ひとりが問われていると思いたい
世の中は自分たちの力で変えられない!
とする考え方・感じ方に「イエス」「ノー」の答えを国別に比較すると
日本は圧倒的に「イエス」と答える確率が高いそうだ
いわゆる民主主義国家の西欧では「ノー」と答える人々がそれなりにいるが
日本だけが無力感に苛まれている
「どうせ何をやっても変わらない」
初めから、あるいはやる前からそう思い込んでいる
でも、やってみなきゃわからない!
と一歩を踏み出すと、何故か「思いもよらぬおまけが付いてくる」結果
に出くわすことがある
それは動いたことのある人の実感だ
バタフライ・エフェクトとは少し違う何かが動いた人に生じる
多くの日本人が無力感に陥っているのは教育のせいだとも思われる
失敗するなら何もしないほうが良い
それが知恵として蔓延する社会は
幾度の失敗の上で成功する喜びを経験できない世界だ
小学校の逆上がりは、努力は報われるとする成功体験を得るために
取り入れられているそうだ
人はこの幾度も挑戦して手にした喜びを、忘れてはならないと思う
何かをすれば、何かが変わる
社会が変わらなくても、最低限、自分が変わる
それで良いのではないだろうか