「鬼滅の刃」が大人気だそうだ
先日は炭治郎のイラスト入りのハンカチの奪い合いの兄弟喧嘩をして
登校が遅れそうになったこともあった
(月木のあいさつ推進運動で校門まで付きそいボランティアの時)
「鬼滅の刃」もそうだが少し前の「ワンピース」も自分の守備範囲から外れている
「ドラゴンボール」はギリギリ引っかかっている
おっさんになって、少しづつこうした課題クリアの上昇志向的な物語がしんどくなってきた
のかもしれない
あるいは、パソコンで描かれる絵に対して親しみを感じられないためなのかもしれない
でも以前は夢中になった漫画があった
そしてその漫画の全巻を持っている
それが
「がんばれ元気」小山ゆう作だ
これも一種、ビルドゥングス・ロマン的(教養小説的)な一個人の成長の物語
ボクサー堀口元気の物語だが、登場人物は強い人ばかりじゃない
むしろ弱さを内蔵している人たちが多い
この漫画、「火垂るの墓」みたいに絶対泣きそうになる場面があるので
読み返す気分になれないでいる
でも手元に置いておきたいということで大人買いしたのだった
自分は読み返さなかったが、ある時、帰省した妹と一緒に付き添った義理の弟は
最初から最後まで夢中になって読んだ
読み始めるとそうなる気持ちはよく分かる
鬼滅の刃も読んで見れば「ビルドゥングス・ロマン」なのかもしれない
ただ床屋さんで一巻目を見て、もうこれ以上はいいや、、、と感じたのだった
(歳のせいかな?)
漫画ではもう一つ大事なものが本棚にある
「共犯幻想」真崎守/斎藤次郎原作
これは漫画アクションに連載されたもので、ヘッセの小説を読んだくらいの衝撃を受けた
これは時々読み直す
年齢による感じ方の違いを確認するように
感じやすい時期に何に接するか
これは想像以上に(後の人生に)影響力があるかもしれない
総合的・俯瞰的に見れば、学生時代は受験勉強のみを優先的に行うのは
将来にとってあまり良くないと思う(個人にとっても社会にとっても)
ということで、新しいものにはついていけないおっさんの思い
昔はよかったではなく、昔のものでもいいものはあるということ、、