パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

カラス対策のネット

2024年03月05日 09時04分30秒 | ダイアリー

「これ読んでみりん!」
同居人が投書欄を指し示して新聞を渡してきた
読む場所はいつも違うことが多いが、時々ある光景だ

世の中には同じようなことが多いな
その投書を見て思う
そこには可燃ごみの収集場所にカラス対策のネットを用意しているが
そのネットが使われない曜日には、だらしなくほったらかしになっている
のが気になって仕方ない人の投稿が載っていた
幸い、最近はゴミ収集のスタッフがきれいに片付けておいてくれるので
安心していられるとあったが、我が家の近くの可燃ごみの収集場所も
似たようなことになっている

頭の良いカラスは食べ物の存在に気づくと、ゴミ袋をつついて穴を開け
そこから残飯を食べる
彼らはそれらが散らばってもお構い無しで、片付けようにも気力が失せる状態だ
それはカラス対策にかけられているネットが古くなって破れたり
サイズが小さくなっていたり、つまりは役立たずになっていたからだ

今までのネットは地元のある人がカラス対策用に自費でネットを購入して
取り付けたものだったが、それから時間が経って
今度もその方の世話になるのは心苦しい
こういうときは誰かがしびれを切らして何かすることで
一旦解決となることが多い
そしてその誰かは、今までの惨状をみて我慢できなかった同居人が
声を上げて、自分にいろいろ指示してとりあえず対策をすることになった

ネットは幸いお金を使わずに、あるところから借りてくることができた
ただしそのまま使うことができないので、横長のネットを半分に切って
それを縦に繋いで可燃ごみを被せる面積を大きくした

面倒くさいな、、と口に出そうだが、ここまできたら食べるのは後
同居人は目前の仕事に集中している(昼食前にこの作業に取り掛かった)
この人は偉いな!
何の得になる訳でもないのにこうしたことが、すっとできる
近所の道沿いの雑草をに抜いたり切ったりするのは
やはり我慢でできなくなったときだ

可燃ごみのネットは、使わない曜日にをまとめて小さな石を重しにして
ネットが広がらないようにしているが
近所の人たちはそうした使い方に気がついただろうか

難しいことはできなくても、できることをする
そんなことを教えられる同居人
しっかり者の妹はこうした人の娘だった





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