パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「どうする家康」出演者によるトークショーに行ってきた

2023年06月12日 10時06分29秒 | 見てきた、聴いてきた(展示会・映画と音楽)

応募件数は1596組(1組2名)
来場者は新城市内の人が6割
北は栃木県、南は九州から(応募だっかた当選者だったか忘れた)
1200名来場予定の文化会館大ホールは、キャンセルする人も少なくほぼ満員だった

昨日の6月11日、2時から「どうする家康」出演者によるトークショーが行われた
登場人物は、いずれも前回(6月4日)のドラマで主役級の役割を担った
(新城市に関係のある)鳥居強右衛門役の岡崎体育氏と亀姫役の當真あみさんで
印象の鮮明なうちに!と日程調整をしたものと思われる

司会はNHK名古屋放送局のアナウンサーで、夕方に「まるっと!」に出ている方
(自分は知らなかったが会場の多くは知っていたようだった)



写真のように2名の入場の権利を得たので、前回の番組後でサラッと紹介された
強右衛門マラソン(岡崎城から長篠所城まで走るイベント)の主催者の方を誘った

早めに出かけたが、会場に向かって歩く多く人々を見かけたし
会場の空気はどこか祭りを待つふわふわした雰囲気が漂っている
知り合いの人も結構多く見かけた(地元の歴史家とか議員さんとか)

さてイベントの内容だが、印象に残ったところをあげていくと
まずは一時間と予定された時間内にうまく纏められていることに驚いた
トークショーの間、時々時計を見ていたが無駄なくテンポよく
退屈することなく(あれ以上長いと飽きてしまうかも)進められた
司会も凄いが、答える岡崎体育氏もと當真あみさんも的確な話っぷりで
多くの観衆の中で大したものだと感心した

前回の鳥居強右衛門のエピソードで、日本国中のある程度の人に彼の名は知られたようだが
歴史の記録のうち数日間しか出てこない鳥居強右衛門は、最初はこれほど大きく扱うつもりはなかったそうだ
ところがドラマ関係者がロケハンで新城に訪れると、鳥居強右衛門の磔の看板やらがやたらと目立って
新城でこれだけ大事にされている人物を粗末に扱うことができない!
とほぼ一話彼を中心とした物語を設けたそうだ

鳥居強右衛門役を引き受けることになった岡崎体育氏は、鳥居強右衛門のことをいろいろ調べたが
「磔になって死ぬのか!」と思ったそうだ
確かに鳥居強右衛門といえば磔の絵だ
会場にはこんな絵が飾ってあった


岡崎体育氏はミュージシャンということでドラマの中で歌うシーンがあったが
作詞は別の人だがメロディーは岡崎体育氏が作ったそうだ
興味深ったのは音楽にも時代考証があって、その時代にはありえないメロディ等
のチェックがなされたそうだ

それと記憶に残ったのは(岡崎体育氏によると)手の扱いについてだそうだ
鳥居強右衛門が磔で死ぬシーンは、手が力なく垂れるような映像で残酷なシーンは避けられたが
ドラマではあと二回重要な扱いがなされたそうだ
汚い手でさわるな!というところと、汚い手でも触ってくれたというシーンがあったらしい
(自分は全然覚えていなかった)
ドラマ制作者は、こういう細かいところにこだわりがあるのだろう

トークショーは歴史の話ではなくドラマ撮影の話が中心だ
岡崎体育氏の話で印象的だったのは
武田勝頼の役を演じた千葉真一さんの息子さん(真栄田郷敦)の演技のこと
徳川は長篠を見捨てた!と言うように武田勝頼が強右衛門に言い寄るシーンがあるが
その時の勝頼役の眼力がすごくて、吸い込まれそうで役に関係なく思わず説得されそうになったそうだ
それを演技力というのか、役者さんのもっている力というのか分からないが
この話を聞いた後だから、夜の設楽原の戦いのシーンの本放送では武田勝頼役の役者さんの目を
じっと見てしまった(なるほど、凄い眼力と納得した)

亀姫役の當真あみさんは現在16歳
トークショーの前に、亀姫のお墓のある大善寺にお参りにいった時の写真が会場では大写しにされた
普通のドラマは架空の人物だが、こうして実在の人物を演じるのは
少しばかりプレッシャーがあるようだ(二人ともそう感じたそうだ)

前回の放送で、家康と信長がピリピリと緊張感のある状況になった時
亀姫が「どうか仲直りしてください」と難しい言い回しではなく
その年令の女性がいいそうな言葉遣いで放ったことに
當真あみさんはリアリティを感じたそうだ

思い出せばもう少し覚えていることはあるかもしれないが
大きく印象に残っているのはこんなこと

ところで今更ながら、岡崎体育氏が鳥居強右衛門を演じたのは必然であった
かもしれないと思えてきた
鳥居強右衛門は長篠から岡崎、岡崎から長篠まで走った人で岡崎という言葉と深い関係がある
彼をこの役に抜擢した人はそれを考えたのだろうか?

最後に一つ明るい話題を!
昨日会場で明らかになったことに岡崎城から長篠城まで走るイベント「強右衛門マラソン」は
来年はちょっとした驚きの人物が参加するらしい
さてその人物とは、、、(見当がつく思われますが、、、)

会場はこんな雰囲気だった



新城城主、奥平信昌と亀姫のゆるキャラ
そして鳥居強右衛門の紙芝居


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨の中の資源回収 | トップ | 大河ドラマ出演者によるトー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

見てきた、聴いてきた(展示会・映画と音楽)」カテゴリの最新記事