なにかすごい話になってきている
韓国の尹大統領が戒厳令を出したのには極右のYoutubeの影響を
受けたためとの説が、かなりの信頼性をもって伝えられている
今どきらしい
と、のんびり構えているわけにはいかないと思われるのは
日本でも似たようなことがあるからで、先の兵庫県知事選は
その典型的な例だ
分断が生まれてしまったように見える兵庫県
ある程度の意見の相違があるのは当然だとしても
今回のことで自分が一番ショックを受けたのは
殆どデマと思われることが、少なからずの人々に真実と思われてしまったこと
そしてそのために、双方が罵り合いにまで発展している
人はなぜデマに振り回されてしまうのだろう
嘘と思われることを何故信じてしまうのだろう
世界史的には「シオン賢者の議定書」という偽書を信じ込み(意図的に利用し)
ナチスがユダヤ人を最終解決の正当性を訴えた例がある
自分が知らないことは、知らないが故にそれを無邪気に信じてしまうかもしれない
違うと言う根拠も、本当だと言う根拠もないとき、保留状態にしておくのは気持ち悪い
と感じるのは人間の傾向らしく、人は無理矢理にもどちらかを信じてしまう
そしてその信じるものは自己の経験とか感情にフィットする方を真実と思い込みやすい
こうした時、兵庫県でもそうなのだが、法的な理解とか手続きの妥当性があるかないかが
本来は問われるべきなのだが、必ずしもそうとはならず、むしろ判断の基準は
感情的なものとか自己の理解できる範囲内にとどまってしまう
例えば、公益通報か否かと言う問題では提出された場所による1号と3号の違いがあって
公益通報と認定されるタイミングは法律家によっても意見の相違があるらしい
(これはこれで別の場所で問われることか?)
また百条委員会は法的に個人のプライバシーを問うてはならないとされていて
委員会で審査されるのは議題として挙げられたことの審議だけなのだが
それを一部の人達はなにか隠しているとかで関係のない話まで広げている
(話は飛ぶが、新城市議会では以前、懲罰委員会が開かれたことがあったが
訴えられた議員は議会で個人的なことを口にしたからだったし
【プライバシーはこのくらい守られるということ】
別の議員が政治倫理審査会に訴えられてそれが長くなったのは
あらかじめ調査すべき項目がたくさんあっためで、今回の百条委員会は
その手続きに沿ってちゃんと行われているように思われた)
問題はこうした細かな、あるいは精緻な理解ではなく
個人の理解できる範囲内での解釈が何よりも優先することだ
つまりは、一番わかりやすく興味を引きそうなネタ(不倫とかクーデターとか)
を信じやすいことになる
今回例では個人のUSBを強制的に取り上げて、中身を見た人が自分たちに優位な
道具として使っていて、その中身は多くの人は知らないので
見たという人の解釈を信じるしかないのだ
だがそれは本当にその解釈で良いのか?
そもそも法的に個人のUSBを取り上げることは法的に許されるのか
そのUSBに入っていた内容は書き換えられていないか
これらは証拠として正当性があるのか は疑問なのだと思う
(またデータが外部に漏れているのは、それも問題とする考えもある)
ところで、SNSを見ていると本当に知らなかったことが
集合知と言う形で明らかになってくる
公務員のパソコンは通常USBからのデータは読み込むことはできるが
その反対のパソコンからUSBへのデータのコピーはできないとのことだ
(仕事中に行っていたとされる余分な仕事はどうやって
個人のUSBに移すことができたのだろう)
また先日の「パワハラは確認されなかった」とされる兵庫県の報告は
実態は「パワハラがなかったとするものではない」とのことで
どっちともとれる内容というのが実態だ
また、今話題となっているのが、県の調査を扱う部署が一般的なら法務関係の部署なのだが
何故か今回は財務関係の部署が行っていて
その部署のスタッフは斎藤知事の元部下ということらしい
だから偏った結果になったとは言わないにしても
なにか疑われても仕方ないようには思えてしまう
ということで、人は地道にわかりにくいことを理解しようとするよりは
自らの感情とか知識量に従って物事をわかった気になりやすいということ
それはタイパの一言で片付けられる問題ではないと思う
わかりやすさの罪
最近はこのことをつくづく実感する
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