BSは視聴率をあまり気にしていないせいか
時にマニアックな興味深い放送をすることがある
今日も「なにもないなあ」とチャンネルを
切り替えていたところ、若い女性のえらく真剣な
ヴァイオリンの演奏風景が映し出された
演奏されていたのはベートーヴェンのクロイツェル・ソナタ
えらくきれいな音 グリュミオーみたいな伸びやかで
若々しくて集中力に満ちて情熱的で
すぐさま引き込まれてしまった
これは何だ!と冷静に画面を見ると
NやRがひっくり返ったような文字が
ボタンをテレビ番組を押すと
「神尾真由子 優勝の軌跡」とかあった
なるほどチャイコフスキーコンクールか
再び演奏風景に戻すと
やはりそのパッションに圧倒されっぱなし
クロイツェルにこんなに感動したのは始めてかも
終わりの辺り思わず泣きそうになった
神尾真由子 正直なところこの人は知らなかった
しかし確かにこれは凄い!
音楽に一心に集中して、音楽と一体化して
キョンファみたいに情熱的 しかも熱い
ところで画面は聴衆を映したが
これも何だかいつもと違う感じ
演奏を楽しんでいると言うよりは
一音も聞き逃すまいといった真剣な様子
コンクール会場みんながプロみたいな聴衆で
これでは演奏者も緊張しそう
と、つい余計な心配を
第2次予選はコンペのための新曲とカルメン幻想曲
さすがにカルメン幻想曲のときは
聴衆に笑顔も見られた
さてその演奏は、新曲は現代の気分が充分に味わえる
曲想で無伴奏で、これもしっかり自分なりにものにしていて
すでに何回か演奏しているかのような印象
カルメン幻想曲は軽いだけに
むしろ難しいかも
ハバネラの歌いまわしは、もう少し色っぽくても
と思わないでもなかったが
若いから(21歳)仕方ないか
最終予選はチャイコフスキーとシベリウスのコンチェルト
チャイコフスキーはそんなに好きなほうではないけれど
場所が場所だし、コンクールの名前にもなっているから
お決まりの演奏題目
だがオーケストラの平凡な音には少しびっくりしてしまう
神尾真由子のパッションに満ちた音にも同ぜず
淡々と、それでも最後のほうはちょっと熱くなっていたが
コンクールのオーケストラにしてはなんだかなあ
シベリウス
こっちのほうが彼女の色は出ていたかもしれない
思いっきり集中している姿は誰にも出来るわけではないし
その集中具合だけでも、ひとかどの人物といえそう
いやー、いい物を見せてもらった
これは2007年の映像だから2年前のこと
今までこの人を知らずにいたことは残念
それにしても若くて世界に誇る才能のある人が
いることは本当にいいこと
願わくば伸び伸びと、
しかし適度な精神の成長を伴って
演奏を伸ばしていってもらえたらいいのだけれど
ところで、日本の音楽界はCDジャケットに見られるような
ヴィジュアル至上主義ではなく
音楽そのものの質で
人気が出るようになればいいのだが、、、
時にマニアックな興味深い放送をすることがある
今日も「なにもないなあ」とチャンネルを
切り替えていたところ、若い女性のえらく真剣な
ヴァイオリンの演奏風景が映し出された
演奏されていたのはベートーヴェンのクロイツェル・ソナタ
えらくきれいな音 グリュミオーみたいな伸びやかで
若々しくて集中力に満ちて情熱的で
すぐさま引き込まれてしまった
これは何だ!と冷静に画面を見ると
NやRがひっくり返ったような文字が
ボタンをテレビ番組を押すと
「神尾真由子 優勝の軌跡」とかあった
なるほどチャイコフスキーコンクールか
再び演奏風景に戻すと
やはりそのパッションに圧倒されっぱなし
クロイツェルにこんなに感動したのは始めてかも
終わりの辺り思わず泣きそうになった
神尾真由子 正直なところこの人は知らなかった
しかし確かにこれは凄い!
音楽に一心に集中して、音楽と一体化して
キョンファみたいに情熱的 しかも熱い
ところで画面は聴衆を映したが
これも何だかいつもと違う感じ
演奏を楽しんでいると言うよりは
一音も聞き逃すまいといった真剣な様子
コンクール会場みんながプロみたいな聴衆で
これでは演奏者も緊張しそう
と、つい余計な心配を
第2次予選はコンペのための新曲とカルメン幻想曲
さすがにカルメン幻想曲のときは
聴衆に笑顔も見られた
さてその演奏は、新曲は現代の気分が充分に味わえる
曲想で無伴奏で、これもしっかり自分なりにものにしていて
すでに何回か演奏しているかのような印象
カルメン幻想曲は軽いだけに
むしろ難しいかも
ハバネラの歌いまわしは、もう少し色っぽくても
と思わないでもなかったが
若いから(21歳)仕方ないか
最終予選はチャイコフスキーとシベリウスのコンチェルト
チャイコフスキーはそんなに好きなほうではないけれど
場所が場所だし、コンクールの名前にもなっているから
お決まりの演奏題目
だがオーケストラの平凡な音には少しびっくりしてしまう
神尾真由子のパッションに満ちた音にも同ぜず
淡々と、それでも最後のほうはちょっと熱くなっていたが
コンクールのオーケストラにしてはなんだかなあ
シベリウス
こっちのほうが彼女の色は出ていたかもしれない
思いっきり集中している姿は誰にも出来るわけではないし
その集中具合だけでも、ひとかどの人物といえそう
いやー、いい物を見せてもらった
これは2007年の映像だから2年前のこと
今までこの人を知らずにいたことは残念
それにしても若くて世界に誇る才能のある人が
いることは本当にいいこと
願わくば伸び伸びと、
しかし適度な精神の成長を伴って
演奏を伸ばしていってもらえたらいいのだけれど
ところで、日本の音楽界はCDジャケットに見られるような
ヴィジュアル至上主義ではなく
音楽そのものの質で
人気が出るようになればいいのだが、、、