とうとう、ついに。今日から「羊パレット」が始まりました。
家に居てたら実感ないですけど、私たちハンドワーククラブが丹精込めて作った作品が展示されているはずです。羊パレットのHPでも紹介されていますので合わせてどうぞ。
とにかく全国そして海外からも270展ほどの作品が集まっているのです。
それも京都文化博物館と言うたいそう立派な所。
そこに私たちハンドワーククラブの作ったものが置いてある、もうそれだけでテンションが上がります。
とても有名な方々の作品もたくさんあり、とても技術の高い方々の作品もあり…。
少し遠慮の気持ちもありますが、私はもうずいぶんと考えました。それで出すことにしたのですから後悔はないです。
だって、私たちが今生きていてここにいて、毎週のように何年でもフェルトを作ったり指編みをしたりしているそのことをたくさんの方々に見て貰わないわけには行かなかったんです。
この作品は私が見たら多分一番感動がある。
ひとつひとつの玉をだれがいつどんなふうに作ったのかがありありとわかるから。
それぞれのひとつひとつの玉にストーリーがあります。
羊パレットで作品を見て、来られた方のために少し説明を。
私たちハンドワーククラブは神戸にあるアルコール依存症専門クリニックでリラクゼーションプログラムの一つとして週に一日活動しています。
主に羊毛を使ってフェルトを作ったり紡いだり染めたり織ったりもします。
他に指編みやニードルパンチもします。
夏には手ぬぐいや靴下を染めたりもします。
そうやってアルコールを飲まない日を他の依存症にも入らない一日をみんなで過ごします。
その日に作るものは大体自分で申し出ます。みんな独創的です。提供したネタをそのまま実現したことはあまりないってほど。
アルコール治療は一定の期間で終わると言うものではなくて、何年も何十年も毎日のように通う人がたくさんいます。生きている限り、病院とかかわっていく病気です。
私はハンドワーククラブの講師は14年目。その中で彼らの作っているときの姿を見てきました。
そして作った作品が暮らしの中で生きて行く様も。
その輝きを伝えたくて今回の展示会に出展しました。
詳しくはこのブログの「ハンドワーククラブ」のカテゴリーにありますので、興味がありましたら是非ご覧ください。
この作品に使われた大部分の羊毛は昨年滋賀県の「マキノピックランド」で毛刈りをしたものです。毛刈りは私が体験で行きました。
その後に一頭分のフリースをハンドワーククラブに持って行って、まずソーティング。部分によって選り分けました。みんな大きく広がった羊の毛を見てびっくりしていました。
それを洗って梳いてフェルトの玉を作って一つずつ色を変えて染めた物、それにビーズ刺繍を施したもの。他の布や指編みで作った袋にその羊毛を入れた物。様々です。
活動には直接参加していない方でも、いつも横で習字を書いている彼には書を頼んでそれに羊毛を乗せてフェルト化してみました。
アルコール依存症とは人生の中で何よりもアルコールが一番になってしまう病気です。家族よりも仕事よりも自分の命よりもお酒を飲むことを優先してしまう。ですから断酒するのが命を長らえる手段になります。
毎朝起きて「今日も一日、お酒を飲まないでいよう。」と心に思い。
晩に寝る時は「ああ、今日一日お酒を飲まないで過ごせた。」と思う。
その間、何十年お酒をやめていても一時たりともお酒の事を忘れることはないと言います。
そんな風にして一日一日の命を繋ぐようにして生きる彼ら。その彼らの命は一日一日輝いています。
毎日の色は違い、形も違うでしょう。苦しい時も悲しい時も楽しい時もあります。
そんな風景をずっと見てきて、それを形にしたいと思った時にこの作品の構想が浮かびました。
この作品の題名は「今日一日;Life」です。
一日一日を繋いで輝く命の輪を表現しました。
その輝きを是非ご覧ください。
10日の午後にはハンドワーククラブの有志で自分たちの作品、それから全国から集まった作品を観に行く予定です。ワクワクしています。
家に居てたら実感ないですけど、私たちハンドワーククラブが丹精込めて作った作品が展示されているはずです。羊パレットのHPでも紹介されていますので合わせてどうぞ。
とにかく全国そして海外からも270展ほどの作品が集まっているのです。
それも京都文化博物館と言うたいそう立派な所。
そこに私たちハンドワーククラブの作ったものが置いてある、もうそれだけでテンションが上がります。
とても有名な方々の作品もたくさんあり、とても技術の高い方々の作品もあり…。
少し遠慮の気持ちもありますが、私はもうずいぶんと考えました。それで出すことにしたのですから後悔はないです。
だって、私たちが今生きていてここにいて、毎週のように何年でもフェルトを作ったり指編みをしたりしているそのことをたくさんの方々に見て貰わないわけには行かなかったんです。
この作品は私が見たら多分一番感動がある。
ひとつひとつの玉をだれがいつどんなふうに作ったのかがありありとわかるから。
それぞれのひとつひとつの玉にストーリーがあります。
羊パレットで作品を見て、来られた方のために少し説明を。
私たちハンドワーククラブは神戸にあるアルコール依存症専門クリニックでリラクゼーションプログラムの一つとして週に一日活動しています。
主に羊毛を使ってフェルトを作ったり紡いだり染めたり織ったりもします。
他に指編みやニードルパンチもします。
夏には手ぬぐいや靴下を染めたりもします。
そうやってアルコールを飲まない日を他の依存症にも入らない一日をみんなで過ごします。
その日に作るものは大体自分で申し出ます。みんな独創的です。提供したネタをそのまま実現したことはあまりないってほど。
アルコール治療は一定の期間で終わると言うものではなくて、何年も何十年も毎日のように通う人がたくさんいます。生きている限り、病院とかかわっていく病気です。
私はハンドワーククラブの講師は14年目。その中で彼らの作っているときの姿を見てきました。
そして作った作品が暮らしの中で生きて行く様も。
その輝きを伝えたくて今回の展示会に出展しました。
詳しくはこのブログの「ハンドワーククラブ」のカテゴリーにありますので、興味がありましたら是非ご覧ください。
この作品に使われた大部分の羊毛は昨年滋賀県の「マキノピックランド」で毛刈りをしたものです。毛刈りは私が体験で行きました。
その後に一頭分のフリースをハンドワーククラブに持って行って、まずソーティング。部分によって選り分けました。みんな大きく広がった羊の毛を見てびっくりしていました。
それを洗って梳いてフェルトの玉を作って一つずつ色を変えて染めた物、それにビーズ刺繍を施したもの。他の布や指編みで作った袋にその羊毛を入れた物。様々です。
活動には直接参加していない方でも、いつも横で習字を書いている彼には書を頼んでそれに羊毛を乗せてフェルト化してみました。
アルコール依存症とは人生の中で何よりもアルコールが一番になってしまう病気です。家族よりも仕事よりも自分の命よりもお酒を飲むことを優先してしまう。ですから断酒するのが命を長らえる手段になります。
毎朝起きて「今日も一日、お酒を飲まないでいよう。」と心に思い。
晩に寝る時は「ああ、今日一日お酒を飲まないで過ごせた。」と思う。
その間、何十年お酒をやめていても一時たりともお酒の事を忘れることはないと言います。
そんな風にして一日一日の命を繋ぐようにして生きる彼ら。その彼らの命は一日一日輝いています。
毎日の色は違い、形も違うでしょう。苦しい時も悲しい時も楽しい時もあります。
そんな風景をずっと見てきて、それを形にしたいと思った時にこの作品の構想が浮かびました。
この作品の題名は「今日一日;Life」です。
一日一日を繋いで輝く命の輪を表現しました。
その輝きを是非ご覧ください。
10日の午後にはハンドワーククラブの有志で自分たちの作品、それから全国から集まった作品を観に行く予定です。ワクワクしています。