季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

紡いで織るしぐさ

2012-03-20 18:42:00 | 暮らし Daily life
晴れた!晴れました。やっとお雛様を片付けられる。このまえ「なおす」って書いたけどそれは大阪弁らしい、「しまう」とも言うな、どちらも片付けると言う意味です。

この前鳩居堂で買った匂い袋を入れる虫よけ。

       

良く見たら屏風の入っている箱の和紙が虫に食われていた。虫は発見できず。鳩居堂には書物用の虫よけ匂い袋も売っていたので今度買おうと思う。金屏風が虫に食われたら泣く。

あーーー、待っていました。この台は私の物置き&作業台なのでこれがやりたかった。

       

去年刈ったピックランドの毛を洗って染めて乾かしてほぐして色分けしたものを梳く。
例えばこの塊が…

       

梳いたらこうなります。

       

300グラムくらい梳いた。多分足りる。足りなかったらまたやろう。いろんな色があります。全部いっぺんに染めた物。別々に糸にして編むときに組み合わせを考えて編もう。(編み込みにはしない)

       

梳いたらローラグにする。ゆるゆるとでもいそいそと片付ける。全部はいっぺんには無理だな。

       

と言うのも今日はお出かけ。近くで友人のバリ舞踊教室のプチ発表会があるので観に行くのだ。
公民館の部屋。探したらすぐにわかった。お香の薫りが教えてくれた。

5つの演目があって1時間。
始めはかわいい女の子たちのパニャンと言う踊り。いつも始めにあります。でも子どもは初めて。
お香と花びらで場を清める意味があるんだろう。

私の心にビリビリ来たのはレゴンと言う踊り。すごい迫力だった。
人が体を動かして踊っているだけなのに、その場の空気そのものの質ががらりと変わる。
その人の動きが空気を連れる・空気に響く、そんな感じ。
それはどこでやるとかその人が大きいとか小さいとか関係ない。この人は本当は小さな女の人だった。

       

そして私がこの前体験でやって、それまでも何回か観て好きな「テヌン」。糸を綿から紡いで布にしていく踊り。
まず糸を紡いでいます。右手で車を回して左で綿花を引っ張る。夾雑物を取る仕草まである。

       

管に糸を巻く。糸が途中で切れてそれを糊でつなぐ仕草まである。

       

そして織る仕草。張った経糸を整えて横糸を通して筬を寄せる動きも。

       

この前ちょっとやっただけで見方ががらりと変わった。やってみるもんだな。

先生の彼女は高校の友達。他の同期の友達も一緒に見たので終わってちょっと話す。
久しぶりに会った。また近いうちに会おうとそれぞれの家に帰る。そんな風に友達とまた繋がろうと言うことになってきたのもそんな年頃になった証拠かもと思う。突っ走ってきてちょっと減速して後ろを見る余裕が出てきた、かな?そんなこれから。
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