季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

フェルトマジック

2012-03-21 18:31:29 | 心と体 Mind&Body
今日も奈良たんぽぽの家にボランティアに行った。
入ってみると先週おみこししか出来てなかった部屋に大きい縁日の空間が出来上がっていました。
すごくきれい!楽しそう!HANAまつりだそうです。4月15日。どなたも参加できます。

そっと中を覗くとこんな感じ。

       

       

       

3つのゲームを100円で参加できるそうです。ゲームの前にとってもアートで美しい。

朝のミーティングからの参加。いつも明るく温かくゆるい感じの朝で好き。だれもが自分からの情報を発信できます。

この前約束していた布フェルトをする。彼女は前に混色でいっぱい色を作っていたのでそれを組み合わせて使うことにした。彼女は車いすで手が殆ど動かなくて足も動かせても歩けない。
スタッフが(今日は私が)話を聞いて言ったとおりに色を並べる。布フェルトの良い所は羊毛を置いたらすぐにローリングにかかれるところだ。彼女はローリング専門だから合っている。
私が少しだけ手で柔らかくローリングしたら彼女に渡す。
彼女は特別に作って貰った器具で裸足になって足でローリングをするのだ。足も変形があって少し押すのも生地を思い通りの位置に動かすのも至難の業だ。タオルも今の季節は濡れていると冷たい。
それでもやる気十分でどんどん縮絨していく。午前中が終わったころにはほとんど出来ていた。早いね。

もう一人の彼はがま口を作っている。今日も素敵な奈良の山を見ながら色を決めた。白と緑のコントラスト。素敵だ。それをスタッフに置いてもらって少し擦って中の型を抜いたところでローリングをする。
彼は足もほとんど動かないし手も左手が少し動かせるだけだ。コントロールは殆ど効かない。それでもタオルに生地をくるんでゴムで留めて渡すとそれを転がしたり押したりしてローリングをしていく。見ていたら危うい感じで良く落としたりするんだけど、力が強いのか良く縮絨する。

       

お昼はHANAランチを頂く。これが楽しみで来ているところもある。いつも手作りで栄養バランスが良くて美味しい。食堂もお日さまがたくさん入ってとても居心地の良い所だ。

       

朝見て「これは!」って思ったものをもう一回見る。ああ、これは素敵だ。惚れてしまった。
財布を見たらちょうどくらいのお金があったので買いました。マフラーです。草木染で手織り。
タイトルが「春の小川」。それぞれの色や糸の組み合わせなどため息がでるほど美しい。もちろんたんぽぽの人の作品です。

       

午後には作品が出来た。スカーフはこんな感じ。きれいです。次はもっと長く作りたいって。

       

あとはがま口もできたし、もう一つのジンベイザメの帽子もできそう。
ずんずんぐんぐん作業が進む。それが面白い。
こんなに障害が重くてもフェルトが出来ると言う事がすごいことだと思う。フェルトって体が丈夫ですごく元気な人達だけでするものじゃなかった。ここの人たちの目の輝きや満足そうな様子を見ていると本当に羊毛やフェルトメーキングがすばらしいんだと感じさせられる。
たんぽぽにはこれからもちょくちょくお邪魔しようと思っています。他の人たちとも仲良くなってきたし、繋がっていたい。私も得るものが大きい。

さすがに2時間以上かかる奈良まで行って一杯働いて帰ってくるとお腹が空く。それでちょこっと何か食べようかと思った。いつもならここでアイスクリームかなにかなんだけど、この頃はそうじゃない。歳のせいかも。砂糖の入っていない温かいものが食べたい。この前は古潭ラーメンだった。今日は千里中央まで我慢して取って置きを食べる事にした。北摂人のソウルフード。子どもの頃から「何の食べ物が好き?」って聞かれたらこれだと答えるほど。息子も小さいころは誕生日に食べたい物ナンバー1の「和楽路屋のたこ焼き」。生地も焼き加減も中身もソースも器ももう何から何までもうこれが私たちにとってはドンピシャで唯一無二の存在だ。やっぱり食べて幸せになった。
あ、この写真は2つ食べた後。10個で一皿です。「一枚!」って注文する。

       

奈良に行くのも慣れた。また次行くのが楽しみです。

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紡いで織るしぐさ

2012-03-20 18:42:00 | 暮らし Daily life
晴れた!晴れました。やっとお雛様を片付けられる。このまえ「なおす」って書いたけどそれは大阪弁らしい、「しまう」とも言うな、どちらも片付けると言う意味です。

この前鳩居堂で買った匂い袋を入れる虫よけ。

       

良く見たら屏風の入っている箱の和紙が虫に食われていた。虫は発見できず。鳩居堂には書物用の虫よけ匂い袋も売っていたので今度買おうと思う。金屏風が虫に食われたら泣く。

あーーー、待っていました。この台は私の物置き&作業台なのでこれがやりたかった。

       

去年刈ったピックランドの毛を洗って染めて乾かしてほぐして色分けしたものを梳く。
例えばこの塊が…

       

梳いたらこうなります。

       

300グラムくらい梳いた。多分足りる。足りなかったらまたやろう。いろんな色があります。全部いっぺんに染めた物。別々に糸にして編むときに組み合わせを考えて編もう。(編み込みにはしない)

       

梳いたらローラグにする。ゆるゆるとでもいそいそと片付ける。全部はいっぺんには無理だな。

       

と言うのも今日はお出かけ。近くで友人のバリ舞踊教室のプチ発表会があるので観に行くのだ。
公民館の部屋。探したらすぐにわかった。お香の薫りが教えてくれた。

5つの演目があって1時間。
始めはかわいい女の子たちのパニャンと言う踊り。いつも始めにあります。でも子どもは初めて。
お香と花びらで場を清める意味があるんだろう。

私の心にビリビリ来たのはレゴンと言う踊り。すごい迫力だった。
人が体を動かして踊っているだけなのに、その場の空気そのものの質ががらりと変わる。
その人の動きが空気を連れる・空気に響く、そんな感じ。
それはどこでやるとかその人が大きいとか小さいとか関係ない。この人は本当は小さな女の人だった。

       

そして私がこの前体験でやって、それまでも何回か観て好きな「テヌン」。糸を綿から紡いで布にしていく踊り。
まず糸を紡いでいます。右手で車を回して左で綿花を引っ張る。夾雑物を取る仕草まである。

       

管に糸を巻く。糸が途中で切れてそれを糊でつなぐ仕草まである。

       

そして織る仕草。張った経糸を整えて横糸を通して筬を寄せる動きも。

       

この前ちょっとやっただけで見方ががらりと変わった。やってみるもんだな。

先生の彼女は高校の友達。他の同期の友達も一緒に見たので終わってちょっと話す。
久しぶりに会った。また近いうちに会おうとそれぞれの家に帰る。そんな風に友達とまた繋がろうと言うことになってきたのもそんな年頃になった証拠かもと思う。突っ走ってきてちょっと減速して後ろを見る余裕が出てきた、かな?そんなこれから。
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あかるくあたたかい繭の中から

2012-03-19 20:58:05 | ハンドワーククラブ HandworkClub
朝、JR大阪駅で上を見て気付いた。もっと前からだったかもしれないけど、「やるやる」って言ってなかなかしないなあと思っていたホームの屋根の取り換え。
JR大阪駅は最近大がかりな改修工事をしてホーム全体を覆うような大きな屋根を作って天井の高い広い駅を目指したらしいけど、計算が狂っていたらしく雨がホームにやたらと吹き込む構造になってしまったために、本来取り外すはずの古いホームの屋根をなかなか取り外せなくてそれを「透明なのに替える」と言うなさけない案を出していました。そして今日そうなっていることに気付いた。透明にしてもなあ、なんだかなあ。バブルの時じゃないんだからもっと考えないと。なんて思いながら見上げる。でも明るくて良い。
この写真だと、電車の窓・ホームの透明屋根・大きな透明屋根の3枚の透明が重なって空が見えています。

       

ハンドワーククラブにて

院長先生が「リラクゼーションプログラムをもっと広げたい」って言う意向を示したらしい。開放的な空間にしてもっといろんな人が関われるようにするそうだ。すごいな、リラクゼーションの先生たちの努力が認められたと思ったらうれしい。私たちのクリニック素晴らしい!院長バンザイ!なんて思いながら仕事しました。これからも精進しよう。心に深く思う。

メガネストラップが3本目の彼。今度は夏用にビーズで作りたいそう。ワイヤーなど用意してビーズを選んで通して貰いました。わからん、てきとうや!なんていいながら緻密なお仕事。素敵です。

       

なんとなんと、棒針編みが初めてで「まあ試しにリストをウォーマーでも出来たらいいね。」なんて言いながら挑戦したのがうちでも編むのが楽しくて止まらなくてこんな素敵なマフラーになりました。

       

この前のたんぽぽでの経験を生かしてこの作品に題名を付ける事にした。首に巻いて鏡を見てじっくり考えて走って帰ってきて教えてくれた「決まった!この子の名前は『まゆ』」。良い名前だ。素敵だあ。
題名を付けるといっぺんにアート作品になるところが面白い。これからもやってみよう。
彼女は本当にこのクリニックに感謝していると言う。「どういうところが?」って聞くと「私の居場所が出来た」と言った。あるよ!おおありだよ!彼女はもうみんなにとって大切な存在。居ないと火が消えたようにシーンとする。そんな明るいかわいい彼女です。このマフラーは形もそうだけど、きっとここは彼女にとって繭の中に居るようにあったかで気持ちの良いところだからこの名前になったかもと思って、私までうれしくなった。

つくづく思うけど、ここに長い間居て手仕事を続けているとみんなおしゃれで素敵になる。
自分が好きな色と形で自分の心地よいものを自分の手で作ってそれを日々身に付ける。そのことでその人たちはとっても輝く。そうやってその輝きがますます増してくる。
今日も陽だまりで編み物をする彼を見て「素敵だなあ」と思った。
ここは精神科のクリニックだからそんなことはとんでも出来ないだろうけど、その人たちの作る姿や身に付けている様子、長年経ってなじんだ姿、そして彼ら彼女たちの変化。それを写真に撮ってみなさんにお見せしたいと思うくらい。(まあできないからブログに書いてるんだけど、伝わってたらいいな。)

私には自信がある。こうやって手を使って五感を使って物を作ることは人としての暮らしの幸せと内面の充実、そして体の機能の回復に役立つと。胸を張って言える。
それを院長が直接見てなくても認めてくれていることが何よりうれしい。
私は良いボスについています。それはこの上ない幸せだと思う。
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30個の餃子にぴったり

2012-03-18 20:54:32 | 食べ物 Eat
今日は晴れの天気予報だったのに雨でした。早くお雛様をなおしたい。
昨日の続きベストの繕いをした。もう片方。こっちの方が範囲が広い。まだまだ続く。

この頃ぎょうざを作るのが苦にならない。前は頑張って作ってたんだけど気張らずに作れるようになった。すぐだ。いろいろ簡単な道を見つけて来たからかも。
ぎょうざって大体30枚が一袋に入っている。それを包むときに直接フライパンに載せていく。
前は皿に載せて移動させてたんだけど、時間が経つと皮が皿にくっついたりして面倒だった。片栗粉を敷いたりね。30個のぎょうざがちょうど載るのは28センチのフライパンです。
いつも記事を書きながら「何か少しでも読んでいる人の暮らしに役立ったらいいな。」って思ってるんだけど、これって役立つだろうか?すごいピンポイントだ。それでも測ったようにうまく行くので。

       

それを火にかけていつも通り焼き目が着いたら水を入れて蓋をして加熱。チリチリ行って来たら細く油を回し入れてしばらく焼き付ける。パリパリ餃子が出来る。今日もみそだれを作って食べた。止まらない。
肉は肉屋で豆腐は豆腐屋で買ってきたらやっぱり美味しいご馳走になった。子どもたちもその違いにびっくりしている。走ってみるもんだなあ。どうせならちょっとの差なら美味しい方が良い。
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古いセーターの補修

2012-03-17 21:28:25 | ウールクラフト WoolCraft
もう何年も前に初めて自分でフリースから洗って梳いて紡いで編んだベスト。ペレンデールのモーリット。
それが軽くて温かくて着心地が良くてもう夏以外毎日のように着ていた。この前見てみたら糸が細ってるところがある。前身頃の脇の所だ。もう少しで切れそうってくらい細い。修復しよう!残してあった糸を探し出した。
同じく、夫の仕事に着て行くセーター。これもペレンデールのモーリット(甘茶)それでも私のと色がちょっと違う。少し淡い。それも糸が細くなっているところを発見。これが面白い。夫のは後ろ身頃の背中の脇の方。前身頃は毛玉は出来てるけど糸は細ってない。きっと生活や仕草が違うんだろうな。私は手を前に動かす動作が多いし、彼はきちんと座って椅子の背もたれに背中が着いてるんだろう。
これも直したい。

       

まず自分のから。
こんな様子です。透けてる。

       

綴じ針に糸を通してメリヤス刺繍のようにして細くなっている範囲全部を刺しなおすって言うか編みなおす。もちろん編むよりずっと時間がかかる。途中のがこれ。下は補強した、上はまだ。

       

片方出来ました。同じ糸でしたけど、微妙に色が違う。でも随分丈夫になった。

       

もう片方か…。またゆっくりしよう。夫のは範囲が結構広い。それにお仕事なのに継いだものなんてかわいそう。継いだら普段に着る事にして新しく紡いで編もうかな。リクエストはネイビーかチャコールグレーだって。今度はもうちょっと丈夫に紡いで編もう。背中の所の糸を太くしてもいいかも。

フリースから紡いで編んだものって着心地が良いから毎日のように着てしまう。それですぐに着古した感に満ち満ちてしまってもう普段着にならざるを得ない。そして何年か経ったらこんな風に透けてきてまた編む事になるんだったら、家族の分を編んでいたらそれだけでルーティーンが一杯になってしまうな。他の人のまで編む余裕がない。だからこんなのは売ってないんだな。売れないと思う。作ったら。そして作った人にしかわからないこのすばらしい着心地。

おいしそうな静岡のサクラエビが手に入った。近くの高知県サテライトショップ「とさ千里」で手に入れた山菜と一緒にかき揚げにしよう。山菜にはヨモギ・ユキノシタ・セリ・ニンジンが入ってた。150円。

       

ゆるめに衣を作って揚げた。塩を付けて頂く。エビが香ばしくて美味しい!春だな。

       

この頃は紡ぐのも編むのもしてなくて手持無沙汰。お雛さんを片付けたら新しい羊仕事を始めるのを楽しみにしている。そしてそろそろ春夏の素材にも手を付けたい。
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ネジネジと梅の花

2012-03-16 15:35:46 | 手仕事 Handicraft
バーナーワークに行った。そのついでに行きたかった万博の梅林へ。

まず腹ごしらえ。中央口の売店で食べる事にした。
太陽の塔の前。

       

頼んだのは「モツうどん」なんと万博名物らしい。他で聞いたことない。

       

まあモツでした。ダシが効いてて美味しい。

梅林はやっぱり良かった。とにかくたくさんの本数と種類の梅です。600本、150種。
同じ白い梅でも額が緑のと赤のでは映え方が違う。あと、シンプルな梅の方が大体香りが良い。

       

しだれ梅と太陽の塔。

      

バーナーワークの前回の作品。ネジネジが細かすぎて見えにくい。遊んで作ったのの方が楽しいのになった。

       

帰りにまた売店によってグッズを拝見。そしたらこんな記念コインみたいなのがあった。
これはなんと本当に太陽の塔の上の顔だった金属板で出来ているらしい。数量限定でまだ出てから一週間も経ってないって。ラッキー!レアグッズ手に入れましたよ。

       

梅を見ている間に今日の作品が冷めて出来上がったので取りに行った。
今日はまた違う技法でネジネジを作って玉にした。
上のはなんか生物っぽい。それもローズのガラスが火の中の酸素で金属光沢が出やすいんだけどそれが結構出た。透明のガラスで包んだから大丈夫だと思ったら切った両端が。今度は気を付けよう。この色が好き。
下のは宮沢賢治の「チューリップの幻術」と言う作品にヒントを得て作ったつもりだったけど、もっとそれらしく作りたい今度。あの話がとても好きです。短いけど美しい。
横のぐるぐる目玉は、余った時間で楽しんで作った。それが結構やっぱり今回も良いのになった。

      

この頃はバーナーワークは自分の好きなものが決まって来たので、それが楽しい。
ねじるのとかひねるのとか。あと、色。

なんだか疲れていたようでつまらぬことに嫌気がさしたりしてたけど、ガラスで遊んで万博公園を歩いて気が晴れた。こうやって心と体の体力がゆるゆる回復して行く。

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よく動いた

2012-03-14 20:07:42 | 暮らし Daily life
今日は再び奈良たんぽぽの家へ。

この前「あったらいいな」って思ってた道具を持って。
スタッフの方の話も聞いて、私のやり方も伝える。
そうしてしっかりと無駄なくフェルト化させるのだ。
みんな口を揃えて「早く出来てうれしい!」と言う。良かった。
その部屋に来ている人たちは障害が重度で織りや陶芸が出来なくなった人たちだ。その人たちがいろんな人の助けでものづくりをしているのを頼もしく思う。
車いすで手も動かず、足も変形があるけどどうにか動かせるのでその足を使ってフェルトの縮絨をしている彼女。補助具がすばらしいけど、彼女の頑張りが見ていて気持ちが良いほど。ローリング10回でも顔が真っ赤になって汗が出ている。それでも爽やか。「へいきへいき!」って言って俄然やる気です。
彼女の選んだ色でデザインでベレーが出来た。

重厚な車いすに乗っている彼は左手をブーンと動かすことが出来るほかは殆ど意のままに出来ない。
その彼が一日でがま口を一つ作り上げた。色もとても美しい。
スタッフの人の働きかけが見ていて参考になる。外の美しい奈良の景色を見せて色を決めて貰ったり、作品の題名を工夫したり。そうやって考えたり感じたりすることで彼らの内面の動きも豊かになるのだと思う。
そういうところを見習いたいなあと、勉強になった一日でした。

それでもこの一週間は京都に3日、神戸、その次は近いけどそれからは奈良と縦横無尽、八面六臂な東奔西走な動きをした。
さすがに今日は脳力の衰えを感じた。体はそこまでじゃなくても頭がストップをかけてくる。
本当は東大寺のお水取りを観たかったんだけど、帰ってきました。腰が痛いし(←体もストップをかけて来てる)。

疲れが出てきたのはいい事なので、ずーんと解放&治癒モードに入ろう。そしてまた浮き上がる。
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チョコ自分でまた作ってます

2012-03-13 21:16:17 | 食べ物 Eat
もうすぐ卒園を迎える子どもたちのお母さんたちとニードルパンチ。
羊毛で子どもたちの制服姿を作ります。
骨組みを組んで羊毛を巻いてニードルで付けていくとそれぞれの子どもたちに似た小さな人形が出来上がります。私のは一番右の、これほんとに息子の小さいころにそっくりです。これは実物を見たらもっとですが、めちゃかわいい!たまらんかわいいです。

       

そしてその昔こんなにかわいかった、そして今は憎たらしい息子。
明日のホワイトデイのために「チョコレート作るわ。」らしい。
本命チョコを貰ってはいないのだけれど、お祖母ちゃんとかもらった人に返さないとって。それと学校に持って行って「配布チョコ(友チョコのおこぼれ)」にもちょっとお返ししないと、それと友達にもちょっと上げようかな?って。でも本当は自分が食べたい、またもや。
今回は少し内容を替えて。

さすがにカラメルソースは私がいないと難しい。一緒にここって言うタイミングを見る。そしてクリームを作る。

       

また今度も大量にチョコを刻んで融かした。この混ぜ方やつやを出すタイミング、湯煎の温度の見方など私が長年かかって習得してきた経験と勘を伝える。これって一子相伝ってやつか。娘でも聞いてきたら教えるけど。

       

これには伊予柑の皮の擂りおろしを入れます。

       

周りには粉糖を付ける。ココアだと味が濃すぎる。雪の積もった切り株のようになるように細工する。
で、出来た。

       

これはキャラメルのほろ苦さと伊予柑の皮の刺激で、かなり大人の味わいです。
きっと学校では楽しいホワイトデイパーティーになる事でしょう。息子の仲間は月一くらいで仲間で集まって食材を買って鍋パ(鍋パーティー)をするほどのほっかり度。美味しいもの好きで作って食べる男子達。未来は明るい?
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心に火がつく

2012-03-12 20:54:15 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

昨日の夜テレビを観ていたら、「ここからは地震や津波の被害が大きい映像が続きますので、お子様や気分が悪くなる方はご注意ください。」とテロップが出ていた。私も注意しました。
かと言ってふざけた番組を見る気もなかったので、あまり観なかった。
そして「そう言えば神戸の人たちは今日を迎える事で気分が低くなっているかもしれない」と思った。
朝、仕事に行く前にそのことを心に置いて出かけた。

朝から雪が降って風も強く、冬将軍が舞い戻ってきたかのよう。お水取りも終盤を迎えているのに。
それでも寒くても来ていました。

編み物やフェルトを懸命にしました。
みるみる素敵なものが出来るのが楽しい。
先週からメガネストラップを作っている彼は今日は明るい配色。ブルーとグリーンのグラデーションで作った。几帳面な彼らしく細くて均一な素敵なフェルトの紐です。

       

土曜日の約束で羊パレットに一緒に行った人以外に昨日の日曜日に一人で行った彼、ここんところしばらく何も作らないで存在の参加と荷物の移動と後片付けの参加をしてくれていたんだけど、なんと今日再び作り始めました。
一日羊パレットの事を話している。彼は文化博物館と他の箇所も結構周ったらしい。
あれに行った人はみんな「手仕事魂に火がつく」のだ。そういう私も。

他にも「日を間違えていて行きそびれた~!」とか「急に予定が空いて行けたのに~!」とか悔しそうな声が次々。ほんと、みんなで行ったらもっと良かったなあ。

今回はクリニックにも言わないで独断で決行したしみんなにも遠慮がちなアピールだったけど、また今度あったらまた作ってその時はみんなで見に行こうね!って話で落ち着いた。
まだ続いてるんだったらまた見に行きたいくらい。楽しかった。
羊パレットに参加してみんなの自信にもなったし作る意欲が大きく増幅された。
いい刺激になった。良かった。

ハンドワーククラブ、そろっそろって感じだけど少し活動が広がった。
そして結果としてやって良かった。それだけは確実。
作品が帰ってきたらクリニックに飾って貰おう。
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羊のちから

2012-03-11 18:54:50 | ハンドワーククラブ HandworkClub
羊パレット3日目。最終日。
今日も阪急電車京都線に揺られて烏丸へ。
心配していたほど電車は混んでなかったです。ぎゅうぎゅうの特急が怖かった。だって知らない人との距離が信じられないほど近い。ほぼ密着、そして自分の足で立ってない感じ、それで30分ってのがとってもきついんです。それに比べたら行きも帰りも空いていました。座れない事もあったけどちゃんと他人との距離があった。良かった。

またまたお昼ごろに着いた。どこかで食べないと。一日目で甘すぎるランチで失敗したのだけど二日目は良い所を見つけました。駅のすぐ近くの地下にあるさぬきうどんの店。とっても美味しく、高くなくて早い。時間がないから便利だった。「さぬき めん坊」と言うお店です。

今日のメインは講習を受ける事です。あと、お店を見る事。どちらも嶋䑓ギャラリーで。

       

たくさんのお店が来ていて、絹の紡ぎを見せて貰ったり手作りの商品を見たりしました。
素敵なかぎ針を買った。岐阜のパレットと言うお店の。きっと編みやすい。

       

講習は原始機の使い方です。
機織りって織り機が大きくて置き場所に困るし、ハンドワークでするなら買うのに高すぎる。
原始機だと収納も小さくなるし、自分で作れそうだしどうかな?と思って参加しました。
そんな大きな生地を織れなくても、ベルトのようなものや大きくてもカバンぐらいのを織れたらいいと思う。

経糸の張り方から丁寧に教わる。見てると「できそう!」って思う。
経糸を張るのが一番やっかいな感じ。それでもがんばったらやっぱり「できそう」。
織るのは実際に体験出来ました。

これ、すぐにやらないと絶対に忘れる。まずは丸棒買わないとな。やってみよう。

そしてまた会いたかった人たちに会えて、話も出来て嬉しい気持ちがふくふくと胸に満ちてくる。
新しい人とも出会えた。

そして講習途中の2時46分、みんなで手を停めて黙とうをした。
その時はちょうど私もそのモードに入っていたので少し長い黙とうで良かった。
日本中でもしかしたら世界中で鎮魂の思いが広がって満ちているかと思うと一体感が感じられた。
今はもう思い出しただけで考えただけで涙が出る。去年の今日から半月くらいは泣いてばかりだった。テレビの観すぎだったかも。そして今はあの場面は見れない。悲しすぎて。

福島から来た友人は「まだこれから」って言ってた。彼女は羊パレットの会場中でも一等明るい作品を出していたので彼女からの情報も明るい。支援物資はとっても美味しいものが多かったって言うし、車を失った人は補助で新しいものが支給されたらしい。そんな明るいニュースを聞いて少し元気が出たけどやっぱり「これからだ」って思う。

そんな日に温かい羊の仲間と一緒に過ごせて良かった。これから私たちの活躍どころ。
ひしゃげちゃいられないよ!温かくて強い羊パワーで日本をふくふく膨らまそう!なんて気にさせられるこの3日間でした。
羊道、進んで行きます。そんな決意。
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