■攻撃前進!74式戦車の咆哮
中部方面隊50周年記念行事は撮影位置の陣地変換を行う最中に74式戦車の咆哮が聞こえてくる状況です。
74式戦車、しかし第二世代戦車は弾薬が一発被害で誘爆しないよう車内に分散備蓄しているため、近代化改修を行うにも限界がある。それでももし今防衛出動が迫られたならば、暗視装置の補完にRWSを搭載し、AAV-7水陸両用車用の増加装甲を取り付ければ多少は。
軽装甲機動車、PKO仕様の車体後部は予備タイヤ用のアタッチメントや横転に備えて銃座を防護するアブソーバ等が並びまして、中々に物々しい。2020年現在、自衛隊が最後に派遣されたのがハインド攻撃ヘリコプターにT-72戦車脅威が響く南スーダンPKOでした。
当ったあ、と第3師団管区の隊員は多少舞台ごころがなければやっていけません。今この瞬間に我が方の隊員が敵の銃弾に当ってしまった、そんな痛そうな状況です。今回の訓練展示参加部隊は第36普通科連隊、そして第3師団も痛そうな負傷者第一線救護展示を行う。
軽装甲機動車が交互躍進に務める最中に我が方に負傷者が発生、第一線救護を展開するべく戦友が駆けよる、しかし敵からの更なる攻撃を警戒してもう一組からは油断なく89式小銃を構える、軽装甲機動車は2両で一個班を構成する為、相互支援で交互躍進が可能だ。
74式戦車の前進、驚くなかれわたしが初めて戦車の空包射撃を知ったのは、ここ伊丹駐屯地のこの位置、聞いたのではなく知ったと表現したのは未体験の叩きつけるような一閃した刹那の後に衝撃波が届いた為だ。実弾射撃は総火演で知っていたが、此処で撃つとは。
来賓席と74式戦車に軽装甲機動車、伊丹駐屯地は神戸大阪近傍の自衛隊方面総監部、各国の神戸大阪総領事や総領事館武官も出席します、かのダニエルラッセル前アメリカ国務次官補も神戸大阪総領事時代にここで式典を観閲していたりで、いわば世界中が見ています。
仮設敵がトーチカから盛んに89式小銃、いやAK-89小銃かAR-89小銃を射撃してくる。ちなみに撮影位置によってはこのトーチカが邪魔となってしまい、ほんとうに何も見えない、ということも起こり得る。だからこそ撮影位置の陣地変換は常に考えておくべきです。
軽装甲機動車のPKO仕様が如何に車高が高いのかを痛感する正面からの構図です。この軽装甲機動車と満員の招待者席、なにか国民と護る軽装甲機動車の自衛隊、というような構図で個人的に好きな構図写真だ。好きな構図なのでピントが若干甘いのはご容赦頂きたい。
普通科隊員が軽装甲機動車を盾に。この十年間で普通科隊員の装備は戦闘防弾チョッキ2型から緊急胃に着脱が容易である戦闘防弾チョッキ3型となり、無線機がデータ通信実施に対応した高帯域無線機コータムとなった。次の十年後には20式小銃は配備されていよう。
MINIMIで周辺を警戒しつつ離脱する軽装甲機動車、PKO仕様の防護盾は周辺警戒を常時実施しなければならないPKO任務において、狙撃や爆発物の突発的な爆発から乗員を防護する為の物、決してPKO用の車両ではないのですが、PKO増大期に配備がかさなった。
敵に迫る戦車を特等席のお父さん肩車からしっかりと撮影するカメラマンの少年、やはり戦車や装甲車をアップに撮るよりもこういう牧歌的風景がよいかも。あれから十年、ここの少年たちは、もしかして行事撮影が趣味になったりしたのか、地本の門を叩いたのかも。
軽装甲機動車が疑爆筒の白煙が視界を遮る中を攻撃へと進みます、脚立なしに敵とぷに撮影した割には、案外構図の基本を押えて、まあ及第点、いや、いわゆる、これはプロになるしか、というような難しい構図となりまして撮影位置をもう少し探した方が良かったか。
12.7mm重機関銃を射撃しつつ更に前進してゆく。そろそろ仮設敵も追いつめられている時機ではあるのですが、まだまだ12.7mm重機関銃弾はしっかりと残っています、もし仮設敵が反撃を加えてきた場合も充分対処できるだけの弾薬を残しておく、備えよ常に、か。
74式戦車の前進、2010年は自衛隊が市街戦か野戦かの過渡期に在ったが、2010年代のシリア内戦などを視れば戦車は寧ろ市街戦に不可欠という事が判明し、戦車が無ければ膨大な歩兵損害が発生する。戦車は対戦車ミサイルで撃破されても乗員は無事である事も多い。
74式車載機銃を連装銃として盛んに射撃を行う74式戦車、仮設敵もここまで間合いを詰められるとRPG-7やRPG-22のような対戦車火器で反撃を試みても、ロケット弾は発射後のG重力により安全装置を解除する為、いわゆる最低射程距離内となる、追い詰めたのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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中部方面隊50周年記念行事は撮影位置の陣地変換を行う最中に74式戦車の咆哮が聞こえてくる状況です。
74式戦車、しかし第二世代戦車は弾薬が一発被害で誘爆しないよう車内に分散備蓄しているため、近代化改修を行うにも限界がある。それでももし今防衛出動が迫られたならば、暗視装置の補完にRWSを搭載し、AAV-7水陸両用車用の増加装甲を取り付ければ多少は。
軽装甲機動車、PKO仕様の車体後部は予備タイヤ用のアタッチメントや横転に備えて銃座を防護するアブソーバ等が並びまして、中々に物々しい。2020年現在、自衛隊が最後に派遣されたのがハインド攻撃ヘリコプターにT-72戦車脅威が響く南スーダンPKOでした。
当ったあ、と第3師団管区の隊員は多少舞台ごころがなければやっていけません。今この瞬間に我が方の隊員が敵の銃弾に当ってしまった、そんな痛そうな状況です。今回の訓練展示参加部隊は第36普通科連隊、そして第3師団も痛そうな負傷者第一線救護展示を行う。
軽装甲機動車が交互躍進に務める最中に我が方に負傷者が発生、第一線救護を展開するべく戦友が駆けよる、しかし敵からの更なる攻撃を警戒してもう一組からは油断なく89式小銃を構える、軽装甲機動車は2両で一個班を構成する為、相互支援で交互躍進が可能だ。
74式戦車の前進、驚くなかれわたしが初めて戦車の空包射撃を知ったのは、ここ伊丹駐屯地のこの位置、聞いたのではなく知ったと表現したのは未体験の叩きつけるような一閃した刹那の後に衝撃波が届いた為だ。実弾射撃は総火演で知っていたが、此処で撃つとは。
来賓席と74式戦車に軽装甲機動車、伊丹駐屯地は神戸大阪近傍の自衛隊方面総監部、各国の神戸大阪総領事や総領事館武官も出席します、かのダニエルラッセル前アメリカ国務次官補も神戸大阪総領事時代にここで式典を観閲していたりで、いわば世界中が見ています。
仮設敵がトーチカから盛んに89式小銃、いやAK-89小銃かAR-89小銃を射撃してくる。ちなみに撮影位置によってはこのトーチカが邪魔となってしまい、ほんとうに何も見えない、ということも起こり得る。だからこそ撮影位置の陣地変換は常に考えておくべきです。
軽装甲機動車のPKO仕様が如何に車高が高いのかを痛感する正面からの構図です。この軽装甲機動車と満員の招待者席、なにか国民と護る軽装甲機動車の自衛隊、というような構図で個人的に好きな構図写真だ。好きな構図なのでピントが若干甘いのはご容赦頂きたい。
普通科隊員が軽装甲機動車を盾に。この十年間で普通科隊員の装備は戦闘防弾チョッキ2型から緊急胃に着脱が容易である戦闘防弾チョッキ3型となり、無線機がデータ通信実施に対応した高帯域無線機コータムとなった。次の十年後には20式小銃は配備されていよう。
MINIMIで周辺を警戒しつつ離脱する軽装甲機動車、PKO仕様の防護盾は周辺警戒を常時実施しなければならないPKO任務において、狙撃や爆発物の突発的な爆発から乗員を防護する為の物、決してPKO用の車両ではないのですが、PKO増大期に配備がかさなった。
敵に迫る戦車を特等席のお父さん肩車からしっかりと撮影するカメラマンの少年、やはり戦車や装甲車をアップに撮るよりもこういう牧歌的風景がよいかも。あれから十年、ここの少年たちは、もしかして行事撮影が趣味になったりしたのか、地本の門を叩いたのかも。
軽装甲機動車が疑爆筒の白煙が視界を遮る中を攻撃へと進みます、脚立なしに敵とぷに撮影した割には、案外構図の基本を押えて、まあ及第点、いや、いわゆる、これはプロになるしか、というような難しい構図となりまして撮影位置をもう少し探した方が良かったか。
12.7mm重機関銃を射撃しつつ更に前進してゆく。そろそろ仮設敵も追いつめられている時機ではあるのですが、まだまだ12.7mm重機関銃弾はしっかりと残っています、もし仮設敵が反撃を加えてきた場合も充分対処できるだけの弾薬を残しておく、備えよ常に、か。
74式戦車の前進、2010年は自衛隊が市街戦か野戦かの過渡期に在ったが、2010年代のシリア内戦などを視れば戦車は寧ろ市街戦に不可欠という事が判明し、戦車が無ければ膨大な歩兵損害が発生する。戦車は対戦車ミサイルで撃破されても乗員は無事である事も多い。
74式車載機銃を連装銃として盛んに射撃を行う74式戦車、仮設敵もここまで間合いを詰められるとRPG-7やRPG-22のような対戦車火器で反撃を試みても、ロケット弾は発射後のG重力により安全装置を解除する為、いわゆる最低射程距離内となる、追い詰めたのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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