イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

貧しさは内部からの光!

2007-09-11 | 第八章「魂と聖霊」

人には、変わる時というのが在る。言葉を変えれば恵みの時の到来といえる。

ある日、今まで見えにくかったことが見え、そしてもっと自然なありのままの自分が感じられる過程である。

この一週間、いろいろな要素が重なり、この10年の滓というものの存在に気づき、解決への過程に入りつつある。アイデンティティの統合の問題だと思うが、この数年受容しにくかった真実がより見えてきたようだ。

プロセススケールが、先週の後半から低下し、現実吟味力は低下し、防衛機制も高まり、アイデンティティの統合も混乱し、ストレス曲線も一時はウツまでいった。

今は徐々にではあるが、回復しつつあるように思える。幸運であったのは、いくつかの語らいや助言を頂いたこと、良い本を読んでいたことなど、本当にいくつかの要素があったお陰だと感謝している。

昨晩は、学生時代に愛読したオーストリアの詩人リルケ(ライナー マリア リルケ)の時祷詩集をぱらぱら捲っていた。その時、偶然学生時代に感動した一節にめぐり合った。

・・・
素朴にみち、あくまでもあなたの下部(しもべ)です。
何も欲しません。彼らがもし何かを欲するとすれば、
それはただ一つ―

ほんとうにありのままに貧しくあること。

なぜなら、貧しさは内部から射す偉大なかがやきだから。
・・・(筑摩書房 世界文学大系 リルケ 手塚富雄編)



この一節は魂とは、聖霊とは何かを実感させる何かがあるように思った。そして、今この変化しつつある時にとって大きな糧になるようだ。

人気blogランキングへ <- 1クリック是非とも応援お願いします!