人生において、親しい人を亡くしたりする喪失体験は本当に辛い。
そうした体験を思い出させるようなことにちょっと触れても、また傷口が開き、暗い気分がずっと離れないこともある。
先日、青山ユニマット美術館に立ち寄った。シャガールが愛妻ベラを突然感染症で失い、9ヶ月筆を持つことができなかった。その後での復帰作のひとつブルーコンサートが展示してあった。
ゆったりとしたスペースで、じっくり観賞することができた。
失った妻への愛、悲しみ、そういったものが二重に織り込まれたような絵は素晴らしかった。他にもいくつか好きになった絵があった。シャガールの不思議な絵画は、本当に魂をゆする。
喪失の辛い時、どのように自分は回復していったか。魂とは何か?シャガールの画集をだしながら、この週末は考えてみたい。
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