5月6日のテレビ東京『ワールドビジネスサテライト』で「日本酒復権 狙うは世界」という特集が放送されていました。
メインで取り上げられていたのが山口県の酒蔵/旭酒造で、メインの日本酒は『dancyu』などでもよく取り上げられている『獺祭(だっさい)』。これを海外展開しているところをレポート。
すでに20カ国に販売していて、さらに4年前からフランスの最高峰ビジネススクールからインターンシップを受け入れ、日本酒づくりを学ばせているとのこと。
インターンシップでやってくる人はいずれフランスのビジネスを引っ張っていくエリート予備軍です。そういう人たちが日本酒づくりや『獺祭(だっさい)』の味について語れるということで、これはなかなか凄い戦略だと思いました。
旭酒造の社長自身が「地元山口県では負け組みだった」と認めているように、日本酒の国内売上は下がる一方だし、普段飲みなら工業製品ともいえる安い酒がいくらでもあり、小規模な酒蔵がそのような酒を造っても、経営的には厳しいでしょう。
いっそ、海外の富裕層を狙った高級酒に力を入れるほうが活路が見出せるのではないでしょうか?
とはいえ、小規模な酒蔵がみんな高級酒路線に走ると、日本人は安い地酒が飲めなくなるということですが・・・(笑)。
『ワールドビジネスサテライト』のサイト:「日本酒復権 狙うは世界」