映画『スティーブ・ジョブズ』を観てきました。まぁ、Macファンのワタシとしては当然、押さえるべき映画ということで。
公式サイト:映画『スティーブ・ジョブズ』公式サイト
物語はスティーブ・ジョブズが大学を中退したあと、アップルコンピュータを立ち上げるところから、『アップル II』、
『マッキントッシュ』の開発、そしてアップルを追い出され、そしてまたアップルに迎え入れられるまでを描いています。
1970年代後半から80年代あたりの雰囲気、登場人物の髪型や眼鏡、服装、あるいは電話、テレビ、クルマなどの再現が
素晴らしく、特にワタシ的にはスナップ写真をフラッシュバルブ付きのポラロイドSX-70で撮影したシーンは感涙モノ(笑)。
カメラやフィルムはともかく、よくフラッシュバルブを用意できたなぁ、と。
キャストに関しては、主人公のアシュトン・カッチャーはうまくスティーブ・ジョブズを演じていたと思います。
共同設立者のスティーブ・ウォズニアックはあんまり似ていないような・・・(笑)。
マイク・マークラに至っては、ジョン・スカリー役のほうが良かったのでは?と思ったぐらい(爆)。
ストーリー的にはスティーブの製品に対するコダワリはよく表現されていたと思うのではあるのですが、
取締役会での駆け引きが中心になっているような感じでした。
スティーブが『リサ』『マッキントッシュ』の売上不振の責任を取らされて社長を解任されるとき、
マイク・マークラは事前にスティーブを支持すると約束しておきながら、取締役会では寝返ってしまいます。
スティーブがアップルに戻ってすぐにマイク・マークラを解雇。仕返しをしたかたち。
映画全編を通してスティーブの悪い面をかなりピックアップしています。
アタリ社の仕事でスティーブ・ウォズニアックに助けを求めた時に報酬をごまかしたり、
自分の子供を認知しなかったり、会社の身体障害者用駐車スペースに自分のクルマを留めたり・・・などなど。
ワタシ的にはスティーブ・ジョブズに悪意のある人が映画を作ったように思える内容でした。