昨日、正午の1時間ほど前に参議院議員の選挙に行った。妻はすでに期日前投票を済ませていたので、車を出してもらって、投票所の前で待機してもらった。比例区では前から応援をしたいと思っていたA候補が当選したのでよかったが、選挙結果全体では日本の地方はもう一度保守に逆もどりである。
国民の程度にあったほどの政治しかもてないとの感が強い。国民の程度が低いなどとは口が裂けても言ってはいけないのだろうが、ちょっと失望である。
新聞か何かで現在は国民の程度よりも低い政府だと誰かが書いていたらしいが、どうもそうは思わない。国民のレベルが低いのではないか。というかそれほどまでに生活が困っているという証拠かもしれない。それだともうその解決策をどの政党、政府も国民ももっていないのではないかと思われる。
どの政党も自分の勢力を伸ばすことにのみ、執心していて実際は有効な手は誰ももっていない。とりわけ自民党の責任はとても大きいはずだ。もし自民党が有効な手段をもっていたのなら、この8ヶ月を除いてここ5年くらいに限って見ても自民党が政権をもっていたのだから、すでに有効な手が打てたはずである。ところがそうでなかったから、国民が愛想をつかせて現政権に主導権を与えたのであろう。そしてそうなら、なぜもう少し時間を掛けて見守ることができないのか。
現実はそんなに悠長に待つことはできないかもしれない。それでもある時間を与えることは必要である。十分に時間を与えてもその成果を挙げることができないのなら、別の政党に政府を委ねることは仕方がない。
いかにも短絡思考的人間が多すぎる。私もせっかちの方だが、しかし、成果がでるためにはどうしてもある程度の時間はかかると思う。