2月24日(木)に今期のドイツ語のクラスの打ち上げ会が南堀端のフランス料理のレストラン、アミティエであった。そのときに医師の I 先生がドイツ語の先生である、R氏に尋ねた。あなたは寝るときどのように寝ますか。横向き、仰向き、俯向きですか。
I 先生はもちろんこのことをドイツ語で尋ねた。これはNHKのラジオのドイツ語講座で日本人は仰向けに寝るのが普通だが、ドイツ人は80%くらいは横向きになるという結果があるとかその講師の先生が言われていたからである。
横向きに寝るという答えかと予想したが、さにあらず。横向きにも仰向けにも寝るという答えであった。それでドイツ人でもそんなに通り一遍ではないということがわかったのだが、よく考えてみるとラジオ講座の先生の言うことはあまり正確ではなかったのだと思う。
これは多分寝床に入ったときのはじめの姿勢が横向きか仰向けかということだったのだろう。睡眠中に人は夜になんどか寝返りを打つということは知られており、その寝返りを打つということは睡眠にとって結構大切なのだといわれている。
そうだとするとはじめ寝床に入ったときには横向きでもいつのまにか仰向けになったり、また横向きになったりしているのだろう。少なくとも私は寝床に入ったときには横向きに寝ているのが普通だが、寝ているうちに仰向けになったり、また反対の側に横向きになったりしていると思う。
これは寝ているときには起きているときのようなはっきりした意識はないから、ある種の無意識のなせる業である。睡眠中が完全な無意識状態であるとは思わないが、覚醒時のようなはっきりした意識をもっていない。
私自身さすがに俯きに寝ることはほとんどないが、そういう姿勢をとるときには私にとっては特に体に異常があるときである。
医師である I 先生がこの睡眠中に人はなんどか寝返りするという事実を知らなかったとは思わないが、なんでも話題にしてその反応をみて面白がる、 I 先生のことだから、R氏の反応を見たかったのであろう。好奇心旺盛な人にはかなわない。