昨日の続きというわけではないが、竹内均さんの「私の知的鍛錬法」から私自身の身にこたえたことを引用しておく。
りっぱな仕事をしているのに、だれもそれを評価してくれず、またその結果をしてくれる出版社もないといってぼやいている人をよく見かける。こういう人には、「人生はそんなに甘いものではない」とだけ言っておきたい。自分の仕事をりっぱだと思うのが自分だけであるというような思い上がりをしていないかをよく反省してみる必要がある。彼らの仕事が本当にりっぱな場合には、世間はそれを放っておきはしないからである。(p.44)
人とのつきあいにおいては、約束したことを守るという意味の正直が第一である。ある約束をするかしないかは、その人の自由に属する。いやな約束はしないですませられるからである。しかし、いったん約束をした以上は、どんなことがあってもその約束を守らなければならない。私はこれを、人とつきあう場合の第一方針としている。(p.204)
この二つはどうもわが身に照らしてあてはまるのかとも思う。これから自分の身をどう処していけばいいのかまだよくはわからない。