偶然の出会いを「邂逅」とでも日本語ではいうのだろうか。
出会うということを表すにしてもその出会いが偶然であるということを意味するときにはこのような特別な語を使う。
先日のドイツ語のクラスでdie Begegnungという語を出会いという意味に使った方が居られ、R氏がこれは偶然に出会うという意味だと言われた。
そういう意味は日本語の邂逅にもあると思うが、外国語にも対応した語がある。英語ならencounterと言うのだろうし、フランス語ならla rencontreとでもいうのだろうか。また英語ではrun across someoneというような言い方もあったのではないかと思う。
この最後の表現はノーベル賞物理学者のC. N. Yangが彼の最初の奥さんと出会ったのがニューヨークのどこかの街角であったとかいうのに使っていた。彼女は彼が教えた高校の教え子の生徒の一人であったらしいが、中国では知り合いになってはいなかったとC. N. Yangの論文選集には書いてあった。
(2011.5.15付記) 5月12日のドイツ語のクラスで、医師の I 先生からBegegnungの綴りがちがっているよとご注意を受けた。それで、ようやく今日訂正をする。 I 先生有難うございました。これからもミスがあったら、どなたでもご指摘下さい。