NHKの「100分de名著」のパンセの2回目を昨夜見ていたら、人間は自己愛が強くて、要するに人から褒められたいのだという。
それは目立って褒められたい人もいれば、控え目だということを売り物(?)にして褒められたいと言う人もいるのだという主張らしい。
さしづめ私などは控え目にしていて、それでも人から褒められたいタイプだなと思っておかしかった。いや人から褒められて嬉しくない人などいない。
もっとも控え目にしていて、人に褒められることなどほとんどないのだということをパスカルは忘れているらしい。
それはともかく、自己愛のない人などいない。パンセにははじめそれで自己愛に批判的な論調があるらしいが、結局は人間というものは自分の自己愛からは逃れられないということを100%認めて、人間ってそういうものだと言っているらしい。
人間どこかで自分を肯定できるところがなくては生きていかれない。