昨夜、愛媛ヴォカルグループ研究演奏会の「ドイツ音楽の愉しみ」という題の演奏会を聞きに行った。
1部はモーツアルトの歌曲であったが、私には東原美和さんの歌った「魔笛」の「私の運命は苦しみに満ちて」がよかったと思う。
2部はシューベルトの歌曲であったが、その中では林直子さんの歌った「音楽に寄せて」「魔王」がよかった。林さんはなんというか深い声で、他の歌い手さんにはない、声質であると思われた。
休憩の後は歌い手の方々も堅さがとれて、自由に歌った感があり、どの歌もよかったが、特にシュトラウスのオペラ「こうもり」よりの「侯爵様、貴方のようなお方は」がよかったように思ったが、私は音楽の素人であるから私の感想などまったく当てにはならないことを前もってお断りしておく。
ドイツ語は初級程度ばかりを実に何十年も学んでいるが、歌の中のドイツ語はなかなか断片が聞き取れるだけでほとんど聞き取ることはできなかった。
音楽、特に声楽をする方々にはドイツ語は必要ということがわかったが、昨夜のコンサートで歌った、どの方ともドイツ語関係のところで出会ったことがないのは残念である。
「こうもり」というドイツ語を知っていると思っていたのだが、どうしても思い出さなかった。昨夜、コンサートから帰って妻と話をしたのだが、思い出せなかった。
妻から和独辞書を引いてみたらと言われたのだが、あいにく自宅には和独辞典をおいていない。それで、仕事場に来て和独辞典を引いてみたら、die Fledermausであった。
Feldermausと間違えて覚えていたのかもしれない。Flattermausというのが原義であるらしい。flatternというのは鳥などが、ぱたぱた飛ぶことをいう。