友人の数学者Nさんから山形産の果物 「ラ・フランス」を送って頂いた。wikipediaによれば、
不正円の果実で果皮部には斑点がある。外観は良くないが大変香りが良く、濃厚な甘みと滑らかな舌触りで、上品な味である。食感はリンゴやモモにも似ている。
1864年に、フランスのクロード・ブランシェ (Claude Blanchet) が発見した品種で、日本へは1903年(明治36年)に農商務省農事試験場園芸試験地(静岡県)へ食用としてではなく、受粉用として導入された。日本では盛んに栽培されているが、本国フランスなどヨーロッパ各国では、気候が合わなかったためにほとんど生産されていない。
本国フランスでの品種名は発見者の名を取り、Claude Blanchetとなっている
とあった。ラ・フランスという名の付け方が絶妙であり、クロード・ブランシェでは売れなかったろうが、ラ・フランスという名がこの果物の普及に大いに貢献したと思われる。たかが名の付け方だけかも知れないが、名の付け方はとても大切である。
今朝、受け取ったばかりなので、まだ食味はしていないが、以前に頂いたときにはその味を堪能したことを覚えている。
Nさんは山形県の出身なので、ご兄弟に頼んで、これを送ってくれたに違いない。早速、お礼の電話をかけておいた。しばらくラ・フランスの芳醇な味を楽しむことができそうである。
また、昨日だったか妻の従兄から岐阜の柿を送って頂いた。これも毎年送ってもらうのだが、なかなか立派な柿である。いつかもこのブログで書いたが、der Khakiという名でドイツでも柿は売られている。もっとも私の独和辞典にはKhakiはカーキ色としての意味しか出ていない。
いわゆるお歳暮は親戚ともやり取りはしていないが、この季節には秋の果物を贈ってあげたり、頂いたりしている。
ちなみにラ(la)フランス語の定冠詞の一つで女性名詞の前につける。男性名詞の前にはル(le)を、複数名詞の前にはレ(les)をつける。
例として la maison (ラ メゾン:家)、le chien (ル シアン:犬)、les Champs-Eys'ees (レ シャンゼリゼ:シャンゼリゼ大通)を挙げておく。