今日、仕事場に来るときにたまたま横断歩道の手前で停車した。そのときに横断歩道に当たるドイツ語はZebrazoneだったかなと思った。
Zebraという語に関して、いわし雲のことをあるドイツ人がZebrawolkenと言っていたのを思い出した(Zebraの発音はゼブラではなく、ツェブラである)。そのときに雲の縞々はなるほどシマウマを連想させるなと思った。
仕事場で独和辞典を引いてみると、Zebrazoneという語はなく横断歩道はZebrastreifenであり、Zebrawolkenは辞書には載っていない。だからZebrawolkenは普通に通用するドイツ語かどうかわからない。
Streifen(ストライフェン)は帯状のものをいうので、いま話題になっている、パレスティナのガザ地区のことをR氏がいつかGaza-streifenと言っているのを聞いたことがある。ここでGazaは私が勝手にあててローマ字書きしたので、ドイツ語でガザ地区をGazaと書くとは思わないが、どう表記するのだろうか。
そういえば、地図で見るとこのガザ地区は細い帯状であるなとそのときに変に納得をした。横断歩道のZebrastreifenでは確かにStreifenは帯状の白帯と塗られていない黒帯がある。
Zone(ツォーネ)でよく知られているのは、Fussg"angerzone(歩行者の区域)で、日本の歩行者天国である。大抵の大きな町の中心部には車の入れない区域Fussg"angerzoneが設定されている。
車が町に入れないということではスイス・アルプスの秀峰マッタホルンの観光で有名な町である、Zermatt(ツェルマット)は環境汚染を顧慮して車の乗り入れが禁止された町であり、車で来た人は近くの町で下車して、汽車(または馬車?)に乗り換えてZermattに行かなければならない。