Fiasko,Risiko, Manko(フィアスコ、リジコー、マンコー)とはそれぞれ失敗、リスク、欠損(赤字)等の意味のドイツ語であるが、これはもちろん元はイタリア語である。
oで終わる名詞はイタリア語では男性名詞のはずだが、ドイツ語では中性名詞となっている。
フランス語からドイツ語として使われる語は多いのだが、イタリア語から来たドイツ語をあまり知らない。上に挙げた3つの語はその典型であろう。
Fiaskoはイタリア語ではfiascoと綴られる。また、Risikoはrischioと綴られるらしい。この発音はわからないが、リスキィオと発音するのだろうか。
最後のMankoは対応するのはmancanzaであろうか。この発音はわからないが、マンカンサであろうか。イタリア語に詳しい方に教えてもらいたい。
これはいつかも書いたと思うが、壊れたとかいう意味でkaputtという語がドイツ語にあるが、このkaputtという語もなかなか発音上で印象に残る語であった。
これは別にカナでカプートと表せば、ちょっとおかしい。カタカナで発音をひとまずカプットとして表すとしても、最後のトから母音のオを除いた感じの発音である。
1997年に久しぶりにドイツへ2週間ほど旅行したときにフランクフルトのホテルの1室でテレビを見ていたら、何の問題を議論していたのかわからなかったが、pauschal(パウシャール)という語を政治家がテレビの議論で使っていた。
その語はまったく知らなかったので、あわてて持って行った辞書を引いてみたことがあった。
いま独和辞典を引いてみると、「総括的な」とか「合算で」とかいう意味である。Pauschalreiseとは日本語のパッケージツアの意味だと辞書にあった。
なかなかドイツ語を聞き取るのは難しい。