物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

地球温暖化の真実

2013-04-23 12:01:54 | 物理学

バークレイ白熱教室第3回は表記の「地球温暖化の真実」であった。

リチャード・ムラ―教授は地球温暖化が科学的な真実ではないとは言わない。それは真実であるが、年数のスケールが全く異なっているという。そこに彼の主張の主な点がある。

50年間で平均0.64°Cの気温上昇が見込まれるという。そして海面の上昇は100年後で0.6~1mが見込まれるという。それが地球温暖化の真実だという。

だが、彼は地球温暖化の問題が全くないとは言っていない。やはり問題ではあるという。

彼の研究によれば、1735年以後の地球の温暖化の原因はすべてCO_{2}の増加によるという。これはすべて人間が原因となっているという。

だが、気候の変化が地球温暖化によるというのは間違っているという。というのは世界平均の温度上昇は0.64°Cであるのに、5, 6°もの温度変化が地球温暖化の原因であるはずがないという。

(注)2014.5.30の夜に、この放送の再放送があった。見ている途中で眠ったりしたので精確にはわからないが、上の要約で余りまちがいはなさそうである。


eat, pray, love

2013-04-23 11:31:27 | テレビ番組

「eat, pray,love(食べて、祈って、恋をして)」というのはある女性作家の小説らしいが、1000万部を売ったという。

その著者が昨夜のTEDカンファランスの講演をしていた。この映画は全部ではないが、最近テレビで見た気がする。ジュリア・ロバーツの主演の映画である。

ブロンドの美人の作家Elizabeth Gilbertの講演のタイトルはYour elusive creative giniusというのであった。

elusivieという語について伊藤穣一さんの解説があったが、なんだかよくはわからなかった。邦題は「創造力の秘密を探る」となっていた。

エリザベスは「eat, pray,love(食べて、祈って、恋をして)」でとても成功した作家となったので、他の人から「この小説よりも成功するような小説は書けないよね」といった慰めの言葉をしばしば受けるのだという。

本人もそうかもしれないということを言ってはいたが、それでも自分にできることをするのだと言う。

そして、いい小説を書けるのはある意味でどこかから妖精が自分に降りて来て、書かせると考えれば、自分に対するプレッシャが少なくなり、またいい仕事ができるかもしれないという。

少なくともどうやって自分に対するプレッシャを少なくするか、これは成功した作家のさらなる成功の秘密のひみつであるかもしれない。

村上春樹さんのようにミリオンセラーを出す作家の人知れぬ悩みなのかもしれない。