物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Windmillsをつくった人

2013-04-16 10:18:34 | 科学・技術

昨夜のTEDカンファランスの話をする。アフリカのマライ出身の若者が自分の故郷にWindmillsをつくった。

マライがあるとき旱魃におちいり飢餓に瀕したが、Kamkwabaは、そのときに通っていた中学校にも行くことができなくなった。それで、彼は図書館に行ってアメリカの中学校の教科書を読んで、風車をつくることにして、廃棄物置き場に出かけてそこから廃物の中から使えそうなものを拾ってきて、風車をつくり、発電をした。

家に電球が灯り、また地下水をくみ上げることができるようになった。水があれば、旱魃を回避することができる。こういう経験を語った。

彼の講演題目はHow I harnessed the Wind という。harnessとは「利用する」という意味らしいが、初めて知った言葉である。

もう一人はインド出身のIngawaleの講演であり、これは女性の貧血症を血を採血することなしに診断するという、比較的安価な装置の発明をした人である。

彼はもともとアメリカの大学で学んでいたが、それまで高価な装置でしか貧血症を診断できなかったのを安価な装置ですることができるようになれば、女性が出産のときに出血して赤ちゃんもお母さん本人も命を落とすようなことはなくだろうだろうと予想している。

彼の発明は光を指にあてて、その指を透過した光の様子から血液に酸素が少ないとかいうことを診断する。このことは高度の科学技術的な知見をもとにしている。この学問をphotoplethysgraphyというと伊藤穣一さんは言っていた。この語は私の持っている辞書には載っていない。


最近のブログの反響

2013-04-16 09:49:17 | インポート

先日「北朝鮮は戦争をしたがっているか」という題でブログを書いた。そうしたら、昨日までで28のアクセスがあった。

私自身も1回くらいはアクセスしているとは思うが、自分の書いたブログだから何回もはアクセスをしてはいない。

ということはこのブログのようなマイナーなブログにしてはアクセス回数が多かったことになる。これは最近の北朝鮮の情勢はテレビとか新聞で報道されている、現在の情勢にみんなの関心があることを示しているのだろうと思う。

武貞秀士さんのリマークを少しでも広めることができたのなら、幸いである。要するに本気で戦争するつもりなら、石油を備蓄するはずだという物理的な指摘はマスコミに踊らされて危機感を感じている人の心を少しでも落ち着かせることができたであろうか。

国防の観点からはどの国も一瞬の油断も禁物であろうけれども。