今朝の朝日新聞に日本に来られてもう30数年になる、国際政治学者の李鐘元さんが言っておられる言葉が心に残った。これは「日韓 50周年を超えて」というインタビューで李さんが語った言葉である。
「『国家』や『民族』という概念とは距離を置いて、個人が伸び伸びと自由に生きることを可能にしてきたことが、日本の市民社会の大きな価値なのだと」
「戦後の日本人にとってその状態が当たり前だから、価値などあまり認識していないかもしれませんね。経済発展と同時に豊かな市民社会を実現した戦後の日本の経験は、間違いなく誇ってよいものです。アジアの国々も吸収すべきです」
ただ、私たちが韓国にせよ、中国にせよアジアの諸国を見下すようなことがあればそれはよくないことだと私は考える。
しかし、李さんには私たちの現在はまだ持っている社会のよさを指摘して頂いてよかったと感じている。私たちにはなかなかわからないことだったから。
「『国家』や『民族』という概念とは距離を置いて、個人が伸び伸びと自由に生きることを可能にしてきたことが、日本の市民社会の大きな価値なのだと」
「戦後の日本人にとってその状態が当たり前だから、価値などあまり認識していないかもしれませんね。経済発展と同時に豊かな市民社会を実現した戦後の日本の経験は、間違いなく誇ってよいものです。アジアの国々も吸収すべきです」
ただ、私たちが韓国にせよ、中国にせよアジアの諸国を見下すようなことがあればそれはよくないことだと私は考える。
しかし、李さんには私たちの現在はまだ持っている社会のよさを指摘して頂いてよかったと感じている。私たちにはなかなかわからないことだったから。