雑誌「数学セミナー」を見ていたら、広田良吾さんが亡くなられていたことを知った。享年82歳だった。
広田さんは非線形波動とかソリトンの研究で有名な方である。特に「広田の方法」とかが有名である。私が E 大学在職中に数学の先生が広田さんを非常勤講師に呼ばれた集中講義があったので、それを聞かせてもらったことがある。
もう一度は理学部の物理の D 先生が集中講義の依頼をされたので、その講義を聴講したことがある。非常に独創的な方であり、広田さんは現代の和算を起こされたとまで高く評価された方である。
講義もご自分の経験に裏打ちされたものであり、生き生きとしたものであった。ご冥福をお祈りする。
晩年は、差分法のことをいろいろと研究されており、その著書も出されている。研究の全容が明らかになるまでは発表をしないとそのときに伺ったが、その後私のもっている差分法の書籍でも2冊はあるから、全容を解明されたのであろう。
広田先生の、数学者の佐藤幹夫さんの評価はとても高く、「僕は天才などいるとは信じていなかったけれども、佐藤さんは天才ですね」と言われていたのを覚えている。
人は人を知るであろうか。
広田さんは非線形波動とかソリトンの研究で有名な方である。特に「広田の方法」とかが有名である。私が E 大学在職中に数学の先生が広田さんを非常勤講師に呼ばれた集中講義があったので、それを聞かせてもらったことがある。
もう一度は理学部の物理の D 先生が集中講義の依頼をされたので、その講義を聴講したことがある。非常に独創的な方であり、広田さんは現代の和算を起こされたとまで高く評価された方である。
講義もご自分の経験に裏打ちされたものであり、生き生きとしたものであった。ご冥福をお祈りする。
晩年は、差分法のことをいろいろと研究されており、その著書も出されている。研究の全容が明らかになるまでは発表をしないとそのときに伺ったが、その後私のもっている差分法の書籍でも2冊はあるから、全容を解明されたのであろう。
広田先生の、数学者の佐藤幹夫さんの評価はとても高く、「僕は天才などいるとは信じていなかったけれども、佐藤さんは天才ですね」と言われていたのを覚えている。
人は人を知るであろうか。